楽しくシリーズ 上級 彦根城 1/200の作り方(参考です)
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初心者向け上級 彦根城です。上級とはなっていますが、あくまでもペーパークラフトを今まで作ったことが無い方に対しての上級ですので、そこは誤解のないようにお願いします。初級 岐阜城、中級 犬山城に続いてステップ3段階目になるモデルです。スケールは1/200なので、日本名城シリーズ1/300の彦根城よりずっとデカいです。名城Sの彦根城はそのシリーズの中でも技術的に難易度が高いのですが、本品は天守だけのモデルで、難しい箇所はデフォルメしているのでわりと作りやすくなっています。この上級彦根城が作れたら日本名城シリーズ1/300も作れるレベルの技術が身に付いていると思います。部品は小さくなりますが基本的な作り方は会得できているので大丈夫です。

本品を組み立てる前に、カテゴリ内の作る前に(道具・心得)作り方 これはあかん編を見ておいてください。

【手順1】
天守最上階の屋根を作ります。部品番号1番の屋根を丁寧に切り取り、真ん中の棟(むね)の部分を裏のりで貼り合わせておきます。
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次は3番です。屋根裏部を貼り合わせます。貼り合わせるのは屋根の部分だけです。詳細は「作り方1/2の屋根裏への折り返し」を見てください。
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これが貼り合わせた状態です。
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3番を1番の屋根に接着します。
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両側に2枚突き出ている屋根裏を折り返し、裏のりで貼り合わせます。
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2番のシャチを屋根の棟に挟む様に接着します。
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接着面の圧着は指でやるよりも、ピンセットを使うとズレ難いのでお勧めです。
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【手順2】
4番に5番を接着します。4番はあらかじめ5番の曲面に合わせて軽く湾曲させておきます。
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最上階屋根に接着します。
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裏から見るとこんな感じです。
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6番最上階です。同じものが2つありますので写真の様につなぎ合わせて四角くします。
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7番の庇(ひさし)ですが、屋根の部分を裏のりで貼り合わせます。
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6番最上階のこの位置に接着します。
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屋根と接着します。
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屋根の裏側ののり代に合わせてください。
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【手順3】
二重目の屋根を作ります。彦根城天守は小さいので破風を沢山つけて格式高くしています。この小さいのに破風が多いというのが彦根城の難易度を上げているんです。この丸いのは唐破風(からはふ)と言って、通常の三角の千鳥破風より格式が高いといわれています。
ということで、10番の屋根に5番の破風板を接着します。先ほどと同様に10番の屋根側はあらかじめ湾曲させておきます。屋根裏も接着しておきましょう。
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11番に接着します。11番は内側を切り抜くのですが、この後の位置合わせの基準になるところですので線に沿って綺麗に切り抜いてください。
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11番の屋根裏は10番を接着してから行います。
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【手順4】
まずは、8番の廻縁(まわりえん)です。これは、組立図の「廻縁の作り方」の絵を見た方がわかりやすいのでここでは省略。
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写真真ん中は9番の廻縁の床です。これの内側の切り抜きは先の11番と同様にズレないようにきれいに切り抜いておいてください。そして、廻縁と接着しますが、その前に仮組をしておいた方が安全です。
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しっかりと切る折るが出来ていれば問題ないのですが、作り誤差ではまり難いということが起きる可能性があります。その時は9番の方を少し切り落とすなどして調整してください。写真の様に綺麗に収まればのりを塗って接着します。
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通常廻縁はここに立って外を眺めるところなのですが、彦根城は違います。天守が小さいのでここを歩くことはできません。すごく小さいです。イメージは今の家屋のベランダに近いです。植木鉢くらいしか置けません。そうなんです。彦根城天守は見掛け重視!
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この廻縁を手順3で作った二重目屋根に接着します。この二つの位置合わせは、真中のくり抜いた穴が基準です。どちらにのりを塗っても構いませんが、真ん中のくり抜いた穴を合わせるように接着します。
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【手順5】
天守二重目屋根の真ん中についている大きめの千鳥破風です。
12番の屋根裏を裏のりで貼り合わせます。
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今度は13番の屋根裏を裏のりで貼り合わせます。
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この2つを接着します。13番屋根裏ののり代位置に合わせて12番を接着します。
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これでこの破風は一旦置いておきます。
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【手順6】
ここからは一重目屋根、南北方向のものです。
18番の屋根裏を裏のりで貼り合わせます。
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19番と20番の屋根裏も裏のりで貼り合わせます。
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17番と接着します。接着箇所は屋根外側です。色で識別してます。
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18番の屋根とつなぎます。
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屋根の重なりは写真の様になります。後ろののり代部分をそろえるように接着します。
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【手順7】
次は一重目屋根の東西方向です。
21番の屋根裏を貼ります。
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これを22番に接着します。
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15番と16番接着します。ややこしそうに見えるかのしれませんが、接着してみればたいしたことはありません。22番の屋根裏ですが、ここではまだ貼り合わせはしないでください。
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【手順8】
2階と一重目屋根を組んでいきます。これは2つある14番をつなげたものです。2階です。
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この2階と手順6と7で作った屋根を組んでいきます。
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まずは屋根。
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手順6で作った屋根の端ののり代にのりを塗ります。
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手順7の屋根と接着します。これを同様に他の個所も接着します。
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この様になります。
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屋根裏にのりを塗って折り返し接着します。4か所。
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この内側ののり代全てにのりを塗ります。
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2階を接着します。
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【手順9】
手順5で作った破風を2階の壁に接着します。どこにどの様に接着するのか、理解するために仮組してみてください。
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写真の赤で示している部分にのりを塗ります。
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壁に接着します。
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内側から見るとこのようになります。
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反対側にも同様に接着します。
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【手順10】
天守を積み上げます。まずは、手順2の最上階と手順4の二重目屋根。
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最上階側ののり代にのりを塗り廻縁ののり代部に位置を合わせて接着します。
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今度は今度は手順9の2階と接着します。
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23番2つをつないで1階を作り、一重目屋根と接着し天守は完成です。
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【手順11】
天守台と土台を作り二つを組みます。
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天守台ののり代にのりを塗ります。そして天守台の上から土台を被せるようにして接着します。
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天守台に天守を接着して完成です。
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