楽しくシリーズ 初級 岐阜城 1/150の作り方(参考です)
この岐阜城は、初めてファセットのペーパークラフトに挑戦する方や、別シリーズの「日本名城シリーズ1/300」に挑戦したいけどいきなりは不安と思っている方に、作り方の基本を習得してもらうための初心者向けお城ペーパークラフトになっています。とは言っても人のレベルは様々で我々が簡単と言っても難しいと思う方もいるでしょうし、逆に難易度「高」でも簡単だと思う方もいます。組立図に関してもほとんど見ずに作れる方もいれば、全く理解できないといわれる方もいます。なのでここでは写真を主に工程ごとに細かく解説していきます。
これが作れれば、次は「初心者向け中級 犬山城」そして「初心者向け上級 彦根城」に進みましょう。「初心者向け上級 彦根城」まで作れれば「日本名城シリーズ1/300」も、難なく作ることができる技術が身についているでしょう。
本品を組み立てる前に、カテゴリ内の作る前に(道具・心得)と作り方 これはあかん編を見ておいてください。
【手順1】
部品番号1番の天守最上階の屋根です。切り取りは、外形線に沿って丁寧に切り取ってください。カッターナイフと定規を使うときれいに切り取れます。そして折り曲げ線を全て折ります。「山折り」、「谷折り」を間違えないように。谷折りは、一旦「山折り」をしてから「谷折り」に折り返すとズレなく折ることができます。また折り目はしっかりと折ってください。爪を立てて折っても良いです。力を入れ過ぎて破らないように。
本品は初心者初級用なので通常の製品より厚い紙を使ってます。折り曲げにくい時はピンセットの側面を折り曲げ線に合わせて指でかるく曲げておいてから本折りをすると位置がズレることなく簡単に折り曲げることができます。
1番の裏面です。真中のVの部分は屋根の棟(むね)になります。このV字部にのりを塗って貼り合わせます。
貼り合わせは指で挟むよりも、ピンセットを使った方がしっかり貼れます。
2番は二つあります。切り抜いて折ります。
屋根裏を折り返して裏のりで貼り合わせますが、全面を貼り合わせるのではなく屋根の裏面だけに貼ってください。写真の様に屋根裏ののり代部分は突き出たようになります。
この2番を1番の屋根に接着します。
そして1番の屋根裏を裏のりで貼り合わせます。ここはべったり全面です。これにより2番ののり代を挟み込むので2番の接着を剥がれないようにしています。基本的にファセットのお城はこの構造になっています。
そして4番のシャチを半分折り裏のりで屋根の棟を挟む様に接着します。
【手順2】
3番の最上階です。先にビシッと折って、長手方向の両端を接着します。綺麗なカクカクの長方形になるように。
5番、6番で廻縁(まわりえん)を作ります。これは天守最上階にある物見のベランダです。5番はその床になります。6番には手摺に信長と濃姫が付いていますが、切り抜くのが面倒な方は切り落としてもいいです。
手摺の端にあるのり代にのりを塗り、隣の辺の手摺の裏側に接着。器状にします。
この6番廻縁に5番の床を仮ではめてみてください。すんなり入ればOK。入らなければ綺麗に作れてない証拠です。でも6番は今更作り直せないので5番の床の端をカットしたりして綺麗に収まるようにします。
では、組み立てていきましょう。手順1で作った屋根と3番の最上階を接着します。3番ののり代を屋根裏ののり代に接着します。のりは屋根側に塗る方が変な所にのりが付かなくて良いと思います。
今度はこの最上階下部ののり代にのりを塗り5番の廻縁床と接着します。
そして5番の廻縁床の裏全面にのりを塗り、6番の廻縁にはめ込み接着です。
5番の床が浮かないようにピンセットなどの細い物で廊下の部分をツンツンしてベッタリと接着します。この部分が望楼(物見櫓)部分です
【手順3】
8番と9番で二重目屋根を作ります。形は違えども手順1の最上階屋根と同じです。先ず9番の屋根裏を裏のりで貼り合わせておきます。
そして8番の屋根に接着し、最後に8番の屋根裏を裏のりでベッタリ貼り合わせます。
7番の両端を接着し、四角く作ります。この7番を二重目屋根の真ん中に接着します。まぁ、普通に接着すればいいのですが、そこは丁寧に解説しておきましょう。
まず、屋根の真ん中ののり代。この左右に2枚づつある三角ののり代を広げておきます。
そして、写真の様にまず片側だけを接着します。
次に反対側を接着。
裏返して広げておいた三角ののり代にのりを塗って7番に接着します。
10番の千鳥破風真ん中ののり代で左右の屋根を接着します。
裏ののり代も接着します。
千鳥破風を屋根に接着します。
1階、2階部分です。この1、2階は同じ大きさです。11番と12番をつなぎ四角くします。角の折りはしっかり鋭角になるようにします。折りが甘いと1重目屋根が取り付けにくくなりますので。
そして14番の入り口も写真の様に作ります。
この入り口を内側から接着します。
位置は写真の様に下の面をそろえるようにします。
1重目の屋根です。この13番の二つをつなぎ合わせます。
内側が長方形になるようにしますが、屋根の四隅を軽くつまんで形を整えてください。
そしてこの一重目を1、2階に、のりを塗らずにはめ込みます。いいですか。のりは塗りません。
屋根のはめ込みは上から下から、どっちでもいいです。
そして壁の方ののり代にのりを塗ります。出来るだけのり代の範囲内全体に手早く塗ります。
のりが乾く前に屋根をずらして位置合わせをしながら接着します。
最後に二重目の屋根を接着します。のりは屋根の裏側ののり代に塗った方が、余計なところにのりが付かなくていいです。
【手順4】
手順2の、望楼部を接着します。
のりはこちらに塗った方が良いと思います。端や角にもしっかりのりを塗れるからです。
廻縁ののり代位置に合わせて貼り合わせます。
天守の完成です。
次は天守台です。15番ののり代を接着するとこのような形になります。
16番の階段を折って天守台の切り欠き部分に裏から接着します。少し位置合わせがやり難いですがピンセットなどを上手く使って作業します。
17番を接着。ここはのり代があっちにもこっちにも付いているので少しやり難いです。特に指が太い人はのり代を押さえにくいと思いますのでピンセットを使いましょう。
天守台の完成です。
天守を接着します。
18番の土台を作ります。ここまで来たら、これは特に説明はいらないと思います。
天守台の裏にのりを塗って土台に接着します。これで、完成です。
付属の旗を作ってみましょう。これは設置するかしないかはお好みでいいです。一応作り方を説明しておきます。綺麗に切り抜いたら写真の様に真ん中で二つ折りします。端がズレたりしないようにします。そして、足の部分は谷折りで写真の様に外に開いた状態になります。
裏のりで貼り合わせます。足の裏にはのりは付けません。
旗を立てる場所が決まったら足の裏にのりを塗り土台に接着します。ここで、のりですがファセットで推奨しているピットマルチ2を使っている方は足の裏の四隅に写真の様に少量をチョンチョンと付けてしばらく放置しておきます。ある程度のりが乾いたら土台にセットします。これをやると、付けたりはがしたりが出来ますので、旗だけでなく樹木の設置にも便利です。気分によって桜を植えたり、秋のもみじにしたりと自在です。
この岐阜城がそれなりに組み立てれたら、次は初心者中級犬山城に挑戦しましょう。
この岐阜城は、初めてファセットのペーパークラフトに挑戦する方や、別シリーズの「日本名城シリーズ1/300」に挑戦したいけどいきなりは不安と思っている方に、作り方の基本を習得してもらうための初心者向けお城ペーパークラフトになっています。とは言っても人のレベルは様々で我々が簡単と言っても難しいと思う方もいるでしょうし、逆に難易度「高」でも簡単だと思う方もいます。組立図に関してもほとんど見ずに作れる方もいれば、全く理解できないといわれる方もいます。なのでここでは写真を主に工程ごとに細かく解説していきます。
これが作れれば、次は「初心者向け中級 犬山城」そして「初心者向け上級 彦根城」に進みましょう。「初心者向け上級 彦根城」まで作れれば「日本名城シリーズ1/300」も、難なく作ることができる技術が身についているでしょう。
本品を組み立てる前に、カテゴリ内の作る前に(道具・心得)と作り方 これはあかん編を見ておいてください。
【手順1】
部品番号1番の天守最上階の屋根です。切り取りは、外形線に沿って丁寧に切り取ってください。カッターナイフと定規を使うときれいに切り取れます。そして折り曲げ線を全て折ります。「山折り」、「谷折り」を間違えないように。谷折りは、一旦「山折り」をしてから「谷折り」に折り返すとズレなく折ることができます。また折り目はしっかりと折ってください。爪を立てて折っても良いです。力を入れ過ぎて破らないように。
本品は初心者初級用なので通常の製品より厚い紙を使ってます。折り曲げにくい時はピンセットの側面を折り曲げ線に合わせて指でかるく曲げておいてから本折りをすると位置がズレることなく簡単に折り曲げることができます。
1番の裏面です。真中のVの部分は屋根の棟(むね)になります。このV字部にのりを塗って貼り合わせます。
貼り合わせは指で挟むよりも、ピンセットを使った方がしっかり貼れます。
2番は二つあります。切り抜いて折ります。
屋根裏を折り返して裏のりで貼り合わせますが、全面を貼り合わせるのではなく屋根の裏面だけに貼ってください。写真の様に屋根裏ののり代部分は突き出たようになります。
この2番を1番の屋根に接着します。
そして1番の屋根裏を裏のりで貼り合わせます。ここはべったり全面です。これにより2番ののり代を挟み込むので2番の接着を剥がれないようにしています。基本的にファセットのお城はこの構造になっています。
そして4番のシャチを半分折り裏のりで屋根の棟を挟む様に接着します。
【手順2】
3番の最上階です。先にビシッと折って、長手方向の両端を接着します。綺麗なカクカクの長方形になるように。
5番、6番で廻縁(まわりえん)を作ります。これは天守最上階にある物見のベランダです。5番はその床になります。6番には手摺に信長と濃姫が付いていますが、切り抜くのが面倒な方は切り落としてもいいです。
手摺の端にあるのり代にのりを塗り、隣の辺の手摺の裏側に接着。器状にします。
この6番廻縁に5番の床を仮ではめてみてください。すんなり入ればOK。入らなければ綺麗に作れてない証拠です。でも6番は今更作り直せないので5番の床の端をカットしたりして綺麗に収まるようにします。
では、組み立てていきましょう。手順1で作った屋根と3番の最上階を接着します。3番ののり代を屋根裏ののり代に接着します。のりは屋根側に塗る方が変な所にのりが付かなくて良いと思います。
今度はこの最上階下部ののり代にのりを塗り5番の廻縁床と接着します。
そして5番の廻縁床の裏全面にのりを塗り、6番の廻縁にはめ込み接着です。
5番の床が浮かないようにピンセットなどの細い物で廊下の部分をツンツンしてベッタリと接着します。この部分が望楼(物見櫓)部分です
【手順3】
8番と9番で二重目屋根を作ります。形は違えども手順1の最上階屋根と同じです。先ず9番の屋根裏を裏のりで貼り合わせておきます。
そして8番の屋根に接着し、最後に8番の屋根裏を裏のりでベッタリ貼り合わせます。
7番の両端を接着し、四角く作ります。この7番を二重目屋根の真ん中に接着します。まぁ、普通に接着すればいいのですが、そこは丁寧に解説しておきましょう。
まず、屋根の真ん中ののり代。この左右に2枚づつある三角ののり代を広げておきます。
そして、写真の様にまず片側だけを接着します。
次に反対側を接着。
裏返して広げておいた三角ののり代にのりを塗って7番に接着します。
10番の千鳥破風真ん中ののり代で左右の屋根を接着します。
裏ののり代も接着します。
千鳥破風を屋根に接着します。
1階、2階部分です。この1、2階は同じ大きさです。11番と12番をつなぎ四角くします。角の折りはしっかり鋭角になるようにします。折りが甘いと1重目屋根が取り付けにくくなりますので。
そして14番の入り口も写真の様に作ります。
この入り口を内側から接着します。
位置は写真の様に下の面をそろえるようにします。
1重目の屋根です。この13番の二つをつなぎ合わせます。
内側が長方形になるようにしますが、屋根の四隅を軽くつまんで形を整えてください。
そしてこの一重目を1、2階に、のりを塗らずにはめ込みます。いいですか。のりは塗りません。
屋根のはめ込みは上から下から、どっちでもいいです。
そして壁の方ののり代にのりを塗ります。出来るだけのり代の範囲内全体に手早く塗ります。
のりが乾く前に屋根をずらして位置合わせをしながら接着します。
最後に二重目の屋根を接着します。のりは屋根の裏側ののり代に塗った方が、余計なところにのりが付かなくていいです。
【手順4】
手順2の、望楼部を接着します。
のりはこちらに塗った方が良いと思います。端や角にもしっかりのりを塗れるからです。
廻縁ののり代位置に合わせて貼り合わせます。
天守の完成です。
次は天守台です。15番ののり代を接着するとこのような形になります。
16番の階段を折って天守台の切り欠き部分に裏から接着します。少し位置合わせがやり難いですがピンセットなどを上手く使って作業します。
17番を接着。ここはのり代があっちにもこっちにも付いているので少しやり難いです。特に指が太い人はのり代を押さえにくいと思いますのでピンセットを使いましょう。
天守台の完成です。
天守を接着します。
18番の土台を作ります。ここまで来たら、これは特に説明はいらないと思います。
天守台の裏にのりを塗って土台に接着します。これで、完成です。
付属の旗を作ってみましょう。これは設置するかしないかはお好みでいいです。一応作り方を説明しておきます。綺麗に切り抜いたら写真の様に真ん中で二つ折りします。端がズレたりしないようにします。そして、足の部分は谷折りで写真の様に外に開いた状態になります。
裏のりで貼り合わせます。足の裏にはのりは付けません。
旗を立てる場所が決まったら足の裏にのりを塗り土台に接着します。ここで、のりですがファセットで推奨しているピットマルチ2を使っている方は足の裏の四隅に写真の様に少量をチョンチョンと付けてしばらく放置しておきます。ある程度のりが乾いたら土台にセットします。これをやると、付けたりはがしたりが出来ますので、旗だけでなく樹木の設置にも便利です。気分によって桜を植えたり、秋のもみじにしたりと自在です。
この岐阜城がそれなりに組み立てれたら、次は初心者中級犬山城に挑戦しましょう。