高知城の作り方(参考です)
現存12天守のうちの一つで、本丸の建物がすべて残っている唯一の城です。
関ヶ原の後に建てられた天守はだいたい層塔型が多いのですが、この天守は旧式の望楼型になっています。 一国一城の主を目指して生きて来た山内一豊のあこがれだったんでしょうね。
作るにあたって、特に組立てが難しい箇所はありませんが天守に御殿、土塀など
いろいろ作らなければならないので時間はかかります。
本品を組み立てる前には、カテゴリ内の作る前に(道具・心得)と作り方基本編
そして、作り方必殺技編を確認しておいてください。
手順1
組み立ては天守の上から順に作って行くやり方です。
初めに最上階の屋根を作ります。棟の裏ノリや屋根の折り返し接着については作り方の基本編で解説しているのでそれを見てください。
望楼部の最上階です。4番の最上階壁部品に5の廻縁の床にあたる部品を右の写真のように上からはめ込み接着します。
6の廻縁も作ると写真のように3つのユニットになります。
先ず、屋根と壁を接着します。一応ここでは東西南北の向きを合わせます。
次に6の廻縁を接着して手順1は完成。ここも東西南北表示に合わせてください。
屋根の破風側が南北になります。
手順2
三重目部分です。
ここには唐破風がありますが、今までにうちのお城を作ったことがある人は何も問題ないかと思います。構造は同じですので。
ただ、初めての方は少々難しいかもしれません。
9番の屋根の真ん中の部分(唐破風を接着する箇所)をあらかじめ少し湾曲させておきます。(左写真)
次に10番の唐破風を右写真のように組み立てます。
9と10を接着します。接着の貼り合わせ部分はピンセットを使って剥がれてこないようにしっかり接着させます。
そして、9番屋根の屋根裏を折り返して裏ノリで接着しますが注意があります。赤丸で囲ったノリ代は屋根裏と接着しないようにしてください。
裏側から見た状態です。
正面から見た状態です。写真のように同じものを2つ作ります。
8番の屋根とつなぐ。8の屋根裏の接着は9の唐破風屋根とつなぎ合わせてから接着する方がいいです。
屋根と7番の壁を接着します。屋根のノリ代に接着剤を塗って四角く作った7の壁の内側に貼りつけます。
手順3
2重目屋根にあたる大入母屋屋根を作ります。鯱も付けて、11の壁も作っておきます。
屋根と接着。そして14の千鳥破風も作ります。
この千鳥破風は壁や屋根との間に隙間が空かないようにしてください。
1、2階の壁15番を四角く変形の無いようにつなげます。そして石落としを接着します。ピンセットで作業した方が簡単です。
一重目の屋根をつなぎます。つなげ方は製作の基本 望楼型天守の1階の屋根編を見てください。
壁に貼り付けると1、2階は完成。これで各重が出来たので天守を組み上げます。
手順4
最上階の四重目と三重目を接着します、方角を間違えないように。
次に、二重目を接着します。
1、2階を接着。どのユニットも向きがあるので方角の表示を確認しながら接着します。
こんな感じになります。歪みがあればノリが乾く前に補正しておきます。
これで天守は完成です。
懐徳館(本丸御殿)の組み立てに入ります。
手順5
屋根を組み立てます。屋根はまず20番と21番。そして22番23番を接着して右の写真のように2つのユニットにします。
そして、つなげる。
御殿の雨戸は引き戸なので戸袋があります。部品が小さいのでなくさないように。
24番に25番を接着します。 戸袋も付けます。
屋根を接着。
手順6
屋根から作ります。 写真、見ての通りです。
この解説作るのはメッチャ疲れるんですよ。中盤になると段々雑になるけどゴメンね。
先程と同じように壁と戸袋を作って接着します。
壁はちょっと変形してるのでしっかり線に合わせて折り曲げて接着してください。線に合ってないと変形しますよ。
戸袋を付ける。
屋根と接着します。右写真の他の建屋との連結の個所。ここの屋根側のノリ代は壁の内側に貼りつけた方が綺麗に出来ます。 建屋を連結した際に紙厚の分隙間が空くことがあります。
手順7
今までのことを踏まえて同様の作業になります。
ここはわかり難いかもしれないので写真のアップ載せときます。
今度は壁ね!
戸袋は2つ。
手順8
御殿を連結させます。この位置関係になります。
出来るだけ隙間が空かないようにしっかり抑え込んで接着します。
これで御殿は完成。
手順8
黒鉄門です。この手の門は城城好きの方には当たり前のことなのですが、門の外側には防御性を上げるために鉄板が貼りつけられています。なので黒い方が外、茶色い木目が内側(本丸側)になります。
写真は、右から屋根、門の2階、庇屋根、1階にあたる門の4つになってます。 屋根などの組み立てはもう説明しません。
この様に組み立てます。これは外側(鉄板貼りの黒)から見た写真になります。
手順10
東多聞。この東多聞は本当は6軒ほどの長さがあるのですが、本クラフトは本丸の途中までしかないので短い多聞櫓になっています。壁に黒い下見板が貼ってある方が内側で白漆喰壁が外側です。
手順11
本丸を作ります。石垣部品72、73、74をつなぎます。そして、75の黒鉄門からのびる坂道を接着。
坂道に76石垣を接着。
本丸地面71と接着。
北側にあたる石垣77を接着。
手順12
本丸の南側黒鉄門坂道のさらに南側石垣です。まずは79、80、81の石垣をつなげてから78と接着します。
82、83の坂を接着してから88の地面を取り付けます。
こんな感じです。
手順13
先ほど作った手順の11と12をつなぎます。
本丸北側の86を接着して土台側面の84、85、87を接着。
土台完成。
手順14
土台に建物を接着していきます。まずは本丸御殿、次に天守の順が位置合わせしやすいでしょう
土塀を付けて行きますが、土塀自体の作り方は製作の基本 土塀編を参考にしてください。
御殿についているこの斜めに石垣に沿っている櫓は納戸蔵と言います。ここから黒鉄門をつなぐ土塀54を先に接着してから黒鉄門を接着します。この順番だと隙間が空きにくく作業も簡単です。
次に門の外側の土塀。この50、51は先につないでおきましょう。
次に御殿の東側にあたる部分。納戸蔵から天守にかけての土塀を接着します。
ここは土塀55~58までを先につないで、石落としを付けます。この右写真の状態にしてから土台のノリ代に接着剤を塗り、位置を合わせながら貼りつけていきます。
次に、ちょびっとの東多聞です。同様に土塀を先につけます。
黒鉄門の土塀です。
最後も同様です。
これで、完成です! お疲れさんです。
現存12天守のうちの一つで、本丸の建物がすべて残っている唯一の城です。
関ヶ原の後に建てられた天守はだいたい層塔型が多いのですが、この天守は旧式の望楼型になっています。 一国一城の主を目指して生きて来た山内一豊のあこがれだったんでしょうね。
作るにあたって、特に組立てが難しい箇所はありませんが天守に御殿、土塀など
いろいろ作らなければならないので時間はかかります。
本品を組み立てる前には、カテゴリ内の作る前に(道具・心得)と作り方基本編
そして、作り方必殺技編を確認しておいてください。
手順1
組み立ては天守の上から順に作って行くやり方です。
初めに最上階の屋根を作ります。棟の裏ノリや屋根の折り返し接着については作り方の基本編で解説しているのでそれを見てください。
望楼部の最上階です。4番の最上階壁部品に5の廻縁の床にあたる部品を右の写真のように上からはめ込み接着します。
6の廻縁も作ると写真のように3つのユニットになります。
先ず、屋根と壁を接着します。一応ここでは東西南北の向きを合わせます。
次に6の廻縁を接着して手順1は完成。ここも東西南北表示に合わせてください。
屋根の破風側が南北になります。
手順2
三重目部分です。
ここには唐破風がありますが、今までにうちのお城を作ったことがある人は何も問題ないかと思います。構造は同じですので。
ただ、初めての方は少々難しいかもしれません。
9番の屋根の真ん中の部分(唐破風を接着する箇所)をあらかじめ少し湾曲させておきます。(左写真)
次に10番の唐破風を右写真のように組み立てます。
9と10を接着します。接着の貼り合わせ部分はピンセットを使って剥がれてこないようにしっかり接着させます。
そして、9番屋根の屋根裏を折り返して裏ノリで接着しますが注意があります。赤丸で囲ったノリ代は屋根裏と接着しないようにしてください。
裏側から見た状態です。
正面から見た状態です。写真のように同じものを2つ作ります。
8番の屋根とつなぐ。8の屋根裏の接着は9の唐破風屋根とつなぎ合わせてから接着する方がいいです。
屋根と7番の壁を接着します。屋根のノリ代に接着剤を塗って四角く作った7の壁の内側に貼りつけます。
手順3
2重目屋根にあたる大入母屋屋根を作ります。鯱も付けて、11の壁も作っておきます。
屋根と接着。そして14の千鳥破風も作ります。
この千鳥破風は壁や屋根との間に隙間が空かないようにしてください。
1、2階の壁15番を四角く変形の無いようにつなげます。そして石落としを接着します。ピンセットで作業した方が簡単です。
一重目の屋根をつなぎます。つなげ方は製作の基本 望楼型天守の1階の屋根編を見てください。
壁に貼り付けると1、2階は完成。これで各重が出来たので天守を組み上げます。
手順4
最上階の四重目と三重目を接着します、方角を間違えないように。
次に、二重目を接着します。
1、2階を接着。どのユニットも向きがあるので方角の表示を確認しながら接着します。
こんな感じになります。歪みがあればノリが乾く前に補正しておきます。
これで天守は完成です。
懐徳館(本丸御殿)の組み立てに入ります。
手順5
屋根を組み立てます。屋根はまず20番と21番。そして22番23番を接着して右の写真のように2つのユニットにします。
そして、つなげる。
御殿の雨戸は引き戸なので戸袋があります。部品が小さいのでなくさないように。
24番に25番を接着します。 戸袋も付けます。
屋根を接着。
手順6
屋根から作ります。 写真、見ての通りです。
この解説作るのはメッチャ疲れるんですよ。中盤になると段々雑になるけどゴメンね。
先程と同じように壁と戸袋を作って接着します。
壁はちょっと変形してるのでしっかり線に合わせて折り曲げて接着してください。線に合ってないと変形しますよ。
戸袋を付ける。
屋根と接着します。右写真の他の建屋との連結の個所。ここの屋根側のノリ代は壁の内側に貼りつけた方が綺麗に出来ます。 建屋を連結した際に紙厚の分隙間が空くことがあります。
手順7
今までのことを踏まえて同様の作業になります。
ここはわかり難いかもしれないので写真のアップ載せときます。
今度は壁ね!
戸袋は2つ。
手順8
御殿を連結させます。この位置関係になります。
出来るだけ隙間が空かないようにしっかり抑え込んで接着します。
これで御殿は完成。
手順8
黒鉄門です。この手の門は城城好きの方には当たり前のことなのですが、門の外側には防御性を上げるために鉄板が貼りつけられています。なので黒い方が外、茶色い木目が内側(本丸側)になります。
写真は、右から屋根、門の2階、庇屋根、1階にあたる門の4つになってます。 屋根などの組み立てはもう説明しません。
この様に組み立てます。これは外側(鉄板貼りの黒)から見た写真になります。
手順10
東多聞。この東多聞は本当は6軒ほどの長さがあるのですが、本クラフトは本丸の途中までしかないので短い多聞櫓になっています。壁に黒い下見板が貼ってある方が内側で白漆喰壁が外側です。
手順11
本丸を作ります。石垣部品72、73、74をつなぎます。そして、75の黒鉄門からのびる坂道を接着。
坂道に76石垣を接着。
本丸地面71と接着。
北側にあたる石垣77を接着。
手順12
本丸の南側黒鉄門坂道のさらに南側石垣です。まずは79、80、81の石垣をつなげてから78と接着します。
82、83の坂を接着してから88の地面を取り付けます。
こんな感じです。
手順13
先ほど作った手順の11と12をつなぎます。
本丸北側の86を接着して土台側面の84、85、87を接着。
土台完成。
手順14
土台に建物を接着していきます。まずは本丸御殿、次に天守の順が位置合わせしやすいでしょう
土塀を付けて行きますが、土塀自体の作り方は製作の基本 土塀編を参考にしてください。
御殿についているこの斜めに石垣に沿っている櫓は納戸蔵と言います。ここから黒鉄門をつなぐ土塀54を先に接着してから黒鉄門を接着します。この順番だと隙間が空きにくく作業も簡単です。
次に門の外側の土塀。この50、51は先につないでおきましょう。
次に御殿の東側にあたる部分。納戸蔵から天守にかけての土塀を接着します。
ここは土塀55~58までを先につないで、石落としを付けます。この右写真の状態にしてから土台のノリ代に接着剤を塗り、位置を合わせながら貼りつけていきます。
次に、ちょびっとの東多聞です。同様に土塀を先につけます。
黒鉄門の土塀です。
最後も同様です。
これで、完成です! お疲れさんです。