『総帥の自画自賛!』

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11 長浜城 作り方

11 長浜城の作り方

長浜城の作り方(参考です)
M11 長浜城















長浜城を大改修しました。今回商品パッケージサイズがA5→A4になっています。長浜城は秀吉が築いた城で琵琶湖に面し、船で出入りも出来た水城だったようです。今の長浜城は当時の面影はありません。というより当時の城はある程度の縄張くらいしかわからないので仕方ないですね。そうは言っても三重の望楼型天守で、犬山城を参考に設計されているので形やバランスは良い綺麗な形の天守です。

本品を組み立てる前に、カテゴリ内の作る前に(道具・心得)作り方基本編そして、作り方必殺技編を確認しておいてください。特に「作り方の基本編」にある「屋根裏編」は見ておいてください。
この本丸御殿の説明はボリュームが多いので、そこで説明している内容はここでは省きます。


【手順1】
ここでは最上階の屋根を作ります。まず、1番の屋根中央の棟の部分を裏のりで接着します。
そして、1番と2番の接着するのですが、組図では1番と2番を接着した後に屋根裏を折り返し接着するよう指示しています。それでもいいのですが、私は2番の部品については私は先に接着しています。「何でかって?」先に接着しても差し支えないからです。
ということで、2番の屋根を組立図の「屋根裏への折り返し」を参考に裏のりで接着します。
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そして、1番と2番を接着。最後に1番屋根の屋根裏を裏のりで接着します。
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3番のシャチを真ん中で折り、裏のりで屋根の棟を挟む様にして接着します。
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【手順2】
最上階の望楼部分です。4、5、6番の部品を個々に写真の様にします。
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4番の東西方向2面に5番を貼り付けます。緑の部分は、廻縁の床です。
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6番の廻縁を接着しますが、先ほどの5番廻縁の床(緑のところ)の裏にのりを塗って6番の廻縁をはめ込み接着します。その際、下ののり代が邪魔になるので、写真の様に一旦内側に折り曲げておきます。
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緑の床と6番の廻縁は、つまようじなどを使ってしっかり接着させてください。

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【手順3】
次は廻縁の下に付く、唐破風出窓です。
9番の屋根裏折り返しを接着する前に10番を接着します。
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両脇の屋根裏を裏のりで折り返し接着します。
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11番の出窓を作ります。
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9番の赤▲と11番出窓の赤▲を目印に位置を合わせ接着します。
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【手順4】
7番と8番で二重目屋根を作ります。これは手順1の最上階屋根と基本的に一緒です。8番、これも屋根裏を先に貼っておきます。
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そして、7番と8番を接着。
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最後に7番の屋根裏も貼り合わせます。
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【手順5】
ここまでに作ったものを組み立てます。
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手順1の最上階屋根を手順2の望楼に接着します。
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この最上階をさっきの手順4の二重目屋根と接着するのですが、上からはめ込むので廻縁下ののり代を一旦内側へ折り込んでのりを塗ります。
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二重目屋根の上からはめ込んでから、のり代を広げ内側で接着します。
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次に、手順3の唐破風出窓を接着します。
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【手順6】
一重目屋根を作ります。この長浜城では一番難しい所です。ここの屋根裏については、組図に記載の通り最後に接着します。「何でかって?」先に接着すると差支えがあるからです。
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この13番には三角の破風が二つ付いてます。これは比翼千鳥破風と言いますが、写真の様に、この三角の破風、一つ一つ丁寧に接着します。
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全て接着するとこのようになります。
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そして4辺の屋根裏を裏のりで折り返し接着します。
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12番は2つあります。写真の様につないで2階を作ります。
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屋根と接着します。
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【手順7】
天守を完成させます。手順5の上層部に手順6の中層部を接着します。
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そして、15番の1階を作り一重目屋根に接着したら天守は完成です。
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【手順8】
次は入口です。16番屋根に17の破風を接着します。これは屋根裏を接着する前に先に接着し、最後に屋根裏を接着します。
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そして18番と19番を接着します。
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19番は18ののり代の内側から接着するのか?外からするのか?どちらでもいいですよ。
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屋根裏ののり代位置に合わせて接着します。
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【手順9】
多聞櫓の屋根21番に22番を接着しますが向きに注意してください。この多聞の作り方要領は先の手順8と同じです。
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屋根裏を接着。
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23、24、25番をつなぎ合わせます。
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屋根の切り欠き位置と23番の入り口接着位置の向きを合わせてください。
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【手順10】
塀は32番と33番があります。中心で山折りして裏のりで貼り合わせます。
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【手順11】
多聞櫓部の石垣です。29番の入り口は26番石垣の裏から貼ります。
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【手順12】
石垣と広場を作ります。
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34番天守台に20番の入り口を裏から接着します。あとは、自分でやりやすいように接着して行ってください。別に順番はありませんが、30番の広場だけは最後の方がやりやすいです。というか、そんなことをいちいち指示せんでも見ればわかるわな。
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これは天守台に多門の石垣を接着しています。
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【手順13】
土台の四隅を接着です。これで土台は完成。
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【手順14】
後は上物を接着していきます。私は天守から取り付けていきました。
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次に多聞櫓。
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入口。
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塀。これ長いのと短いのがあるので、この短いのを忘れないように。
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この長浜城は広場の平面が大きいので場合によっては経年で天守台が沈下する可能性もありますので、念のため補強の柱を付属させました。写真の様に四角く作り天守台の裏に貼り付けます。
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完成です。結構カッコいいでしょ。
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長浜城の作り方

長浜城の作り方(参考です)

まず、作業を進める前に左のカテゴリの「作る前に」を読んでから進めて下さい。 
綺麗に作るためにノリなど最適な道具を紹介しています。
nagahama_p1[1]nagahama_p2[1]
 
<製作のコツ> 
長浜城は今までに当社の「日本名城シリーズ」を作成されたことがある方には
比較的簡単に作成できるのではないかと思います。
特に複雑な形状や新しい組み立て方法などはありません。
また、初めて作られる方には入門用としては手ごろなお城です。

<製作手順> 

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天守から作成します。 先ずは最上階部です。


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一番上の屋根は写真の様に棟を作るのを忘れないように。
屋根裏の折り返しを開いたまま破風部品を接着します。


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破風部を接着したら屋根裏を折り返して接着します。
そして、最上階の壁も組立てます。


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次に望楼部の廻縁ですが先程の壁部品を差し込む切込みを入れますが、
出来れば青いラインに少し幅があるのでその外枠を切って抜いてしまいます。
紙厚分の隙間が確保できればいいです。
ノリ代にノリを塗り、写真の様に青矢印のリップを先程の差込み口に入れます。
これは簡単に位置決め出来るようになっています。


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飛び出たリップの裏にノリを付け接着します。
簡単に位置決めが出来ました。


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二重目屋根と唐破風の作成です。
この屋根にも青線の切り込みがありますので先程と同じように切り込みを入れます。
屋根同士がノリ付けできたら屋根裏を接着します。


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唐破風は曲線になるのであらかじめ写真の様に曲げておきます。
この様に個々を組立てておきます。


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廻縁と同様にリップを差込みノリ付けします。


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出窓は屋根や壁に隙間が空かないようにしてください。


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唐破風の屋根は横から見て水平になっているか確認してください。
そして、最上階部を取り付けますが、方向性があるので向きを確認して
接着します。


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上からも見て歪んでいないかチェック。


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1階部と2階部です。


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一重目の屋根には千鳥破風がありますので先に作ってしまいます。
表側の三角部分を屋根にノリ付けしてから写真奥の様に裏側をノリ付けします。


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次に、屋根と壁を結合すると右写真の様になります。
それから千鳥破風をノリ付けします。
少々ノリ付けがし難いかもしれません。


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屋根裏をノリ付けします。
1階部を作ります。


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順番に組立てます。


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櫓の作成


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長浜城の入口です。
屋根の折り返しを接着してから先端部に懸魚部を付けます。
壁も付けこの部分は完成。


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多門櫓も屋根裏をノリ付けしてから左端に懸魚をつけます。
壁も組み立てます。


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屋根をノリ付けしますがよじれたりしないように注意してください。
屋根側にノリをつけた方が作業し易いと思います。
壁側のノリ代と屋根のノリ代が合うように細い棒やピンセットなどで
裏側から突付いて調整します。
ノリ代に綺麗に接着すればよじれは無いと思います。


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土台と石垣の作成。
写真の様に石垣を組立てます。 先に門を付けてからの方が作りやすいです。


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櫓と庭は赤丸部を基準にノリ付けするといいです。


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天守台との結合の基準は赤丸部です。
これらの基準をキッチリ合わせてからノリ付けすると綺麗に出来ます。


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次も赤丸部を先にノリ付けします。


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そして、この赤丸部を裏側からノリを付け接着。


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台の四隅にノリを付け指で強く貼りあわせてから表を向け浮きが無いか確認
します。 もし浮きがあれば上から手で押さえて整えます。
この作業は、ノリが乾く前に行ってください。


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櫓を取り付けます。
多門櫓は天守台にピッタリと合わせます。


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天守を付けます。赤丸部にノリを付けるのを忘れないように。


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あとはお好みでどうぞ。


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完成です。
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