『総帥の自画自賛!』

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09 国宝期岡山城 作り方

09 岡山城の作り方

岡山城の作り方(参考です)
oka-top















戦争で焼失してしまったのが、非常に残念な城の一つ岡山城です。在りし日の岡山城天守を偲んで、焼失前の国宝期の天守をモデル化しました。黒いシルエットに金箔瓦、そしてこの異形入母屋造り。外観からして1600年以前の構造です。今回のモデルは一から設計をやり直していますので、従来の商品より変形し難く少し簡単になっています。

本品を組み立てる前に、カテゴリ内の作る前に(道具・心得)作り方基本編そして、作り方必殺技編を確認しておいてください。特に「作り方の基本編」にある「屋根裏編」は見ておいてください。
この本丸御殿の説明はボリュームが多いので、そこで説明している内容はここでは省きます。

【手順1】
ここでは最上階の屋根を作ります。1番の屋根中央の棟の部分を裏のりで接着します。そして2番の屋根も組立図の「屋根裏への折り返し」を参考に裏のりで接着します。
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この1番と2番を接着してから1番屋根の屋根裏を裏のりで接着します。
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Aのシャチを真ん中で折り、裏のりで屋根の棟を挟む様にして接着します。
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【手順2】
5番と6番で唐破風を作ります。これは2組作ります。
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次に4番の屋根ですが、初めに真ん中の屋根の部分だけ、屋根裏を折り返して裏のりで接着しておきます。
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先に作った5、6番の唐破風とつなぎ合わせます。
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つないだら4番屋根の両端の屋根裏を折り返し接着します。
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3番を写真の様に四角く作り、屋根と接着します。
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手順1で作った最上階屋根を接着します。本来はこの作業は手順8でやるのですが、私はせっかちなのでどんどん組んでいきます。
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【手順3】
この屋根は今までの屋根と同様の作り方です。ですがこの7番屋根の屋根裏はまだここでは接着しません。
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この屋根に9番を接着します。
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隙間が空かないように確り接着します。
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ここで7番屋根の屋根裏を接着します。
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手順2までに作った上の階を接着します。これも本来は手順8の作業です。
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【手順4】
これは出窓です。作り方の基本は今までと同じです。
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屋根と12番の出窓を接着します。
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【手順5】
ここも今までと同じなので説明ははぶきます。
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例のごとく手順3までに作った上の階と手順4で作った出窓を接着します。
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はじめに手順5に手順4の出窓を接着します。
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そして手順3を接着。
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【手順6】
1階の屋根です。屋根は17番から20番を全部つなぎます。
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そして23を接着してから屋根裏を全て折り返して裏のりで接着します。
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最後に21番、22番で唐屋根を組立て23番に接着します。
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ちなみにこれは裏から見た写真です。
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【手順7】
1,2階の部分になります。24、25、26番をつないで作ります。
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先程の手順6で作った1階屋根を接着します。のりは一度に塗らず、1辺づつ順番に接着して行くとやりやすいです。
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【手順8】
本来はここで全てのユニットを組み立てるのですが、ここで紹介している作り方順では既に2階屋根より上は組み上がっている状態なので先の手順14の1、2階と接着するだけになってます。
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【手順9】
天守に付属する塩蔵を作ります。本来岡山城天守はこの塩蔵が玄関となっています。
27番と30番屋根に、各々の破風部品28番と29番を接着しておきます。
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27番と30番屋根をつなぎます。そして屋根裏を接着します。
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【手順10】
これは塩蔵の入り口です。ある意味天守の正門になります。
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【手順11】
塩蔵本体です。
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この本体に手順10の入り口と庇を接着します。
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【手順12】
この塩蔵は2階建てです。1階の軒庇と屋根を接着します。
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これは裏側ですが、形状が少し台形になっています。石垣に接着の際に形状が歪んでいると位置決めし難いのでこの裏ののり代を接着して形を固定させておくとよいと思います。IMG_7748









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【手順13】
石垣階段です。別に説明はないです。
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【手順14】
天守台です。本丸に天守台を接着します。
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先の手順13の階段と45番を接着します。
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本丸にこの階段を接着します。
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52番の土台側面を本丸に接着します。
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【手順15】
天守北側の石垣です。今回のバージョンより元禄年間に築かれた塩蔵石垣の補強石垣(53番)を追加しました。
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【手順16】
土台側面と北側の堀となる旭川を接着します。
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【手順17】
天守東側の土塀。41番、42番です。
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42番の裏にのりを塗り真ん中で折り、貼り合わせます。
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最後に屋根を接着。
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【手順18】
塩蔵西側の短い土塀。屋根には向きがありますのでご注意ください。屋根の端が斜めになっている方が東側になります。
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さて、最終工程です。上の土塀と天守、塩蔵を接着して行きます。
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天守を石垣に接着します。天守台からズレないように。
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次に塩蔵。
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手順17の土塀接着。
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この手順18で作った短い土塀も接着します。
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【手順19】
天守の重量で沈下しないように今回補強柱をつけました。
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天守台の裏側から接着します。
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これで完成でございます。
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復元 岡山城の作り方


岡山城の作り方(参考です)

まず、作業を進める前に左のカテゴリの「作る前に」を読んでから進めて下さい。 
綺麗に作るためにノリなど最適な道具を紹介しています。

岡山城表紙岡山城中身

<製作のコツ> 
岡山城は四重六階にしては少々小さい城です。
いい意味ではカッコ良さが凝縮されています。
なので各部品が少し小さくなっていますので、それが少し難しく感じるかもしれません。
そして、今回からは屋根のひさし部は浪打を抑えるために全て折り返しの二重構造に
してあります。
この城にはスティック糊は使わなくてもクラフト糊だけでOKです。
あと一部、水糊があった方が良いところもあります。

<製作手順>  

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さあ!この完成画像をイメージして作成に取り掛かりましょう。








 
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城は上から作って行きます。
これは最上階部品。
四重目六階部です。





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屋根、破風、壁と個別に作ります。
破風の屋根部折り返しに関して、赤丸部のように少しノリ代がはみ出ます。
誤って切落としたり破風裏に張付けたりしないで下さい。



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屋根も真ん中には棟がありますので忘れずに作業してください。
シャチを取付けられなくなります。





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屋根と破風を組立てるとこのようになります。
このノリ代にノリを付け壁部を接着してください。
この際、壁部品の上下を間違えないように。





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やる気を維持するためにシャチもつけてしまいましょう。






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五階部の屋根です。
軒唐破風がありますので少し細かい作業です。





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先に軒唐破風屋根を作ってから土台屋根に接着しましょう。
また、唐破風の真ん中には棟も存在するので忘れずに。





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三重四階部です。






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ここの破風も最上階の破風と同じです。






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屋根を先に組み立て、次に五階部の壁を屋根中央のノリ代にズレないように接着。
その後、先程の五階部屋根を接着します。




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二重目屋根と四階部を組立てます。






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特に注意点はありませんが、
屋根同士の接着は先に行ってから屋根裏折り返し部を接着した方が見栄えもよく強度も上がります。




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写真奥になりますが四階部も組立てます。
下の方のノリ代は外に折ってノリを塗っておきます。





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そして屋根の下から差し込むように入れ接着します。
ノリ代が見えないようにピシッと貼り付け。





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三階部の作成です。







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写真の様にシャチまで付けましょう。







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ノリ代に合わせて貼り付けてください。
この時、貼り合わせがうまく出来ていないと相手側(四階壁部)が変形し城が傾く原因になりますので注意してください。




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一、二階の作成に入りますが初めに二階部の向唐破風を作成します。





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向唐破風を裏から見た写真です。
分かり難いかもしれませんが、壁への接着面が面一になるように。





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向唐破風を壁に接着します。
この時壁との間に隙間などできないようにノリ代に合わせてしっかり接着してください。
そこに取付ける一重目の屋根の接着が困難になり、場合によっては一、二階部全体が変形してしまう事があります。



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屋根は、写真の様に先にすべてを連結します。
その後、屋根裏を折り返し部を接着します。





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組立ては写真のようになる訳ですが、私が組立てた方法。
1工程:先に屋根に向唐破風部を接着。
2工程:次に一、二階壁部を全週組立て。
そして写真の様に1工程部と2工程部を
組立てました。



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そして、各階を上層階から順番に組み立てていきます。
各階を組立てる毎に変形がないか確認しながら接着して行ってください。
・ここが一番肝心なところです!



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塩蔵の作成。






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まず屋根を作りますが、これが少々難しい。
屋根は2枚を組合わせるのですが、写真左の屋根には破風部の妻壁(三角の壁)を接着。そして、写真右の屋根を接着します。




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この写真の様になるのですが、ここはどちらの屋根も曲面になるので接着し難い部分です。





BlogPaint

確実に接着できればいいのですが
「どうしても」という場合には写真の様にセロテープなどで裏から留めても良いです。





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塩蔵壁部を組立てて、屋根のノリ代に合わせて接着です。






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入り口や一階屋根を取付ける。
写真の様になりましたか?
まだ、天守には接着してはいけません。
ただ、一度合わせてみて下さい。
綺麗に付きそうですか?



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土台、石垣の作成です。
ここは特に難しい部分はありませんので、お好きな様に組立ててください。
私はこの手順で作りました。



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先ずは、本丸側です。






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次に、堀側の石垣を先の本丸側に接着。
そして、土台部を取り付け。





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土台石垣の完成。






CIMG2165さあ、天守を乗せましょう。
天守台の石垣に合わせて接着しますが、塩蔵の事がありますので塩蔵側を基準として接着します。
そして、塩蔵です。天守屋根との重なりなどがありますので、ここは接着に時間がかかる水ノリを使った方が位置合わせがやり易いと思います。




CIMG2167

あとは土塀を付ければ完成です。
好みに合わせて下記のフリーダウンロードから情景パーツを作って装飾してオリジナルな感性を表現してください。







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