寛永度 江戸城の作り方(参考です)
江戸城は家康の天守、秀忠の天守、家光の天守と3代にわたって3度建て替えられています。その中で一番立派だったと言われている家光が建てた寛永期の天守をモデル化しています。と、言っても今までもこの寛永度の天守を商品化しているのですが、従来品は屋根色を2種類(黒、緑青)のパーツを選択式にしていました。なぜなら創建時には銅屋根に錆止めの黒チャンを塗っていたので白黒天守だったんです。その後経年変化により銅が錆び、錆び色の緑青色に変化したため、お好みの屋根色を選んでもらうためにそのようにしていました。また、よほど城好きでない限り江戸城や名古屋城の屋根が初めは黒だったことを知らない方が多いので理解を深めてもらうために黒屋根パーツを付けていました。
しかし、それも、もういいかなと勝手に思い、今回は黒から緑青に変化する途中の色にして、屋根パーツを一種にしてリニューアルしました。
ペーパークラフトの作り方は今まで同様で変更はしていません。
本品を組み立てる前に、カテゴリ内の作る前に(道具・心得)と作り方基本編そして、作り方必殺技編を確認しておいてください。特に「作り方の基本編」にある「屋根裏編」は見ておいてください。
【手順1】
ここでは最上階の屋根を作ります。1番の屋根中央の棟の部分を裏のりで接着します。そして3番の屋根も組立図の「屋根裏への折り返し」を参考に裏のりで接着します。
この1番と3番を接着してから1番屋根の屋根裏を裏のりで接着します。
2番のシャチを真ん中で折り、裏のりで屋根の棟を挟む様にして接着します。
【手順2】
これは四重目の屋根5番、6番です。屋根の側面にのり代が付いているタイプの5番の屋根裏部を裏のりで貼り合わせてしまいます。6番はまだ貼り合わせません。
写真の様に5、6番を交互につなぎ合わせたら、6番の屋根裏を裏のり折り返しで屋根の裏側に貼り合わせます。5番ののり代を挟む様な感じになります。これでつなぎ合わせた箇所が外れ難くなります。
まあ、挟み込まなくてもしっかり接着出来ていればいいんですけどね。
次に4番の最上階をつなぎ合わせ写真の様に四角くします。そして屋根と接着します。
これが江戸城天守の一連の組み立て方です。この後も同様な構造です。
手順3に行く前に
【唐破風の作り方】
ここではまず初めに唐破風の出窓を作ります。詳細は組立図「手順3」の上にある「唐破風の作り方」を見て欲しいのですが、10、11、12番で構成する出窓2個、そして13、14、15番が2個の計4つを作ります。
まず屋根を作ります。10番と11番を接着します。そして12番は、単体で写真の様に箱型に組み立てます。
12番の上部のり代に接着剤を塗り屋根を接着します。この時12番の裏面と屋根の後部を合わせるように接着します。
同様に13、14、15番も組み立てます。
【手順3】
8、9屋根と7番を、手順2と同様の手順で組み立てます。
先程の唐破風出窓を接着します。
【手順4】
手順1、2、3で作ったものを組み立てます。
歪みや傾きがないかを確認しながら接着します。
手順5に行く前に
【千鳥破風の作り方】
19、20、24、25番はサイズが違うだけで、全て同じ作り方です。
【手順5】
ここもこれまで同様です。
先に作った千鳥破風19番と20番を接着します。のり代に色分けされているので部品を間違えることは無いと思います。
【手順6】
これは全く手順5と同じ作り方です。部品番号が違うだけ。
【手順7】
1階です。26番、27番をつないで作ります。
組立図では手順5、6とこの1階を組み立てるようになってますが、もう全部接着してしまいます。
ウチのお城は組み立て順があってないようなものです。
【手順8】
天守台に取り掛かります。ここは小天守台と言われてる部分です。大天守台の手前についている個所ですが、小天守は建ってません。でも小天守台です。
組み立ては別に順番なんてものはありません。ただ35番だけは最後にした方が良いと思います。
これは30、31、34番をつなぎ合わせ。
そこに32、33の低い石垣を接着。
28番を接着。ここは石垣の幅が小さいので接着面が押さえにくいです。指では無理なのでペンのお尻など何か細いものを使ってください。
29番の階段を接着します。
最後にこの35番を接着します。
この緑色の貼付け指示の個所にのりを塗ります。
本体の、のり代の内側からはめ込み接着します。
【手順9】
小天守台に付ける門や土塀を作ります。
土塀も門も作り方の基本は同じです。写真は門ですが、横から見た状態です。折り曲げ線にしたがって折るとこのようになります。
のりは全て裏のりになります。先ずは屋根の部分にのりを塗って貼り合わせます。
次に壁の部分を接着。全てこの感じです。
36、37番も同様に作ります。
これは高麗門という形式です。
同じ様に39、40、41、42番の土塀を作り全てをつなぎます。
そしてこれは43、44番です。
取り付け順も特にないですがこの43番を先に付けた方が良いような気がします。
次にこの長いやつを接着します。のりは門の部分は門側ののり代、長い土塀は石垣側に塗った方が余計なところにのりが付かなくていいです。
最後に階段脇の44番を接着。
【手順10】
次は大天守台です。46番の天守入口を写真の様に作ります。
入口を47番の石垣裏側から接着します。
残りの部品を接着し、大天守台は完成。
【手順11】
土台を作り大天守台を接着します。
【手順12】
最終工程です。小天守台を取り付けます。
最後に天守を接着。
これで完成です。
今回の商品は、補強柱を追加しました。
大天守用と小天守用です。
裏からはめ込んでください。
江戸城は家康の天守、秀忠の天守、家光の天守と3代にわたって3度建て替えられています。その中で一番立派だったと言われている家光が建てた寛永期の天守をモデル化しています。と、言っても今までもこの寛永度の天守を商品化しているのですが、従来品は屋根色を2種類(黒、緑青)のパーツを選択式にしていました。なぜなら創建時には銅屋根に錆止めの黒チャンを塗っていたので白黒天守だったんです。その後経年変化により銅が錆び、錆び色の緑青色に変化したため、お好みの屋根色を選んでもらうためにそのようにしていました。また、よほど城好きでない限り江戸城や名古屋城の屋根が初めは黒だったことを知らない方が多いので理解を深めてもらうために黒屋根パーツを付けていました。
しかし、それも、もういいかなと勝手に思い、今回は黒から緑青に変化する途中の色にして、屋根パーツを一種にしてリニューアルしました。
ペーパークラフトの作り方は今まで同様で変更はしていません。
本品を組み立てる前に、カテゴリ内の作る前に(道具・心得)と作り方基本編そして、作り方必殺技編を確認しておいてください。特に「作り方の基本編」にある「屋根裏編」は見ておいてください。
【手順1】
ここでは最上階の屋根を作ります。1番の屋根中央の棟の部分を裏のりで接着します。そして3番の屋根も組立図の「屋根裏への折り返し」を参考に裏のりで接着します。
この1番と3番を接着してから1番屋根の屋根裏を裏のりで接着します。
2番のシャチを真ん中で折り、裏のりで屋根の棟を挟む様にして接着します。
【手順2】
これは四重目の屋根5番、6番です。屋根の側面にのり代が付いているタイプの5番の屋根裏部を裏のりで貼り合わせてしまいます。6番はまだ貼り合わせません。
写真の様に5、6番を交互につなぎ合わせたら、6番の屋根裏を裏のり折り返しで屋根の裏側に貼り合わせます。5番ののり代を挟む様な感じになります。これでつなぎ合わせた箇所が外れ難くなります。
まあ、挟み込まなくてもしっかり接着出来ていればいいんですけどね。
次に4番の最上階をつなぎ合わせ写真の様に四角くします。そして屋根と接着します。
これが江戸城天守の一連の組み立て方です。この後も同様な構造です。
手順3に行く前に
【唐破風の作り方】
ここではまず初めに唐破風の出窓を作ります。詳細は組立図「手順3」の上にある「唐破風の作り方」を見て欲しいのですが、10、11、12番で構成する出窓2個、そして13、14、15番が2個の計4つを作ります。
まず屋根を作ります。10番と11番を接着します。そして12番は、単体で写真の様に箱型に組み立てます。
12番の上部のり代に接着剤を塗り屋根を接着します。この時12番の裏面と屋根の後部を合わせるように接着します。
同様に13、14、15番も組み立てます。
【手順3】
8、9屋根と7番を、手順2と同様の手順で組み立てます。
先程の唐破風出窓を接着します。
【手順4】
手順1、2、3で作ったものを組み立てます。
歪みや傾きがないかを確認しながら接着します。
手順5に行く前に
【千鳥破風の作り方】
19、20、24、25番はサイズが違うだけで、全て同じ作り方です。
【手順5】
ここもこれまで同様です。
先に作った千鳥破風19番と20番を接着します。のり代に色分けされているので部品を間違えることは無いと思います。
【手順6】
これは全く手順5と同じ作り方です。部品番号が違うだけ。
【手順7】
1階です。26番、27番をつないで作ります。
組立図では手順5、6とこの1階を組み立てるようになってますが、もう全部接着してしまいます。
ウチのお城は組み立て順があってないようなものです。
【手順8】
天守台に取り掛かります。ここは小天守台と言われてる部分です。大天守台の手前についている個所ですが、小天守は建ってません。でも小天守台です。
組み立ては別に順番なんてものはありません。ただ35番だけは最後にした方が良いと思います。
これは30、31、34番をつなぎ合わせ。
そこに32、33の低い石垣を接着。
28番を接着。ここは石垣の幅が小さいので接着面が押さえにくいです。指では無理なのでペンのお尻など何か細いものを使ってください。
29番の階段を接着します。
最後にこの35番を接着します。
この緑色の貼付け指示の個所にのりを塗ります。
本体の、のり代の内側からはめ込み接着します。
【手順9】
小天守台に付ける門や土塀を作ります。
土塀も門も作り方の基本は同じです。写真は門ですが、横から見た状態です。折り曲げ線にしたがって折るとこのようになります。
のりは全て裏のりになります。先ずは屋根の部分にのりを塗って貼り合わせます。
次に壁の部分を接着。全てこの感じです。
36、37番も同様に作ります。
これは高麗門という形式です。
同じ様に39、40、41、42番の土塀を作り全てをつなぎます。
そしてこれは43、44番です。
取り付け順も特にないですがこの43番を先に付けた方が良いような気がします。
次にこの長いやつを接着します。のりは門の部分は門側ののり代、長い土塀は石垣側に塗った方が余計なところにのりが付かなくていいです。
最後に階段脇の44番を接着。
【手順10】
次は大天守台です。46番の天守入口を写真の様に作ります。
入口を47番の石垣裏側から接着します。
残りの部品を接着し、大天守台は完成。
【手順11】
土台を作り大天守台を接着します。
【手順12】
最終工程です。小天守台を取り付けます。
最後に天守を接着。
これで完成です。
今回の商品は、補強柱を追加しました。
大天守用と小天守用です。
裏からはめ込んでください。