松本城の作り方(参考です)
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松本城は誰しもが知る人気の高いお城で現存12天守の一つです。しかも五重天守はこの松本城と姫路城の2基しか残っていないので非常に貴重な建築物です。さて、この松本城ペーパークラフトについてですが、組み立て難易度としては普通としてます。でもこの天守は複合連立式天守と言う学術カテゴリーで建物どうしの接合が複雑です。なので組立てにちょっと癖があって、普通レベルの中でも難易度高めになります。

本品を組み立てる前に、カテゴリ内の作る前に(道具・心得)作り方基本編そして、作り方必殺技編を確認しておいてください。特に「作り方の基本編」にある「屋根裏編」は見ておいてください。

【手順1】
大天守最上階(5重目)の屋根を作ります。1番の屋根中央の棟の部分を裏のりで接着します。
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そして2番の屋根も組立図の「屋根裏への折り返し」を参考に裏のりで接着します。
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1番と2番を接着し1番屋根の屋根裏を裏のりで接着します。
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3番のシャチを真ん中で折り、裏のりで屋根の棟を挟む様にして接着します。
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【手順2】
4重目屋根を作ります。5番と6番を切り出し、5番の屋根は屋根裏部を折り返し、裏のりで貼り合わせておきます。
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5番の両端の のり代にのりを塗り6番と接着。写真の様に四角くつなぎ合わせます。
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6番の屋根裏部の裏にのりを塗って、折り返して貼り合わせます。
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屋根ののり代にのりを塗り、4番と接着します。
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【手順3】
3重目屋根です。8、9、10、11番屋根を先ほどと同じ要領で接着します。10番と11番の屋根裏は先に貼り合わせておき、4つをつなぎます。
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屋根が出来たら7番を接着します。
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次に千鳥破風14番を作ります。接着方法はシートAの「千鳥破風の作り方」を参照ください。
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次に出窓です。これもシートAの「出窓の作り方」を見て欲しいです。
一応解説すると12番の湾曲した屋根、唐破風屋根と言いますがこれを写真の様に屋根部をあらかじめ湾曲させておいてから接着します。
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13番の出窓です。唐破風屋根と同様に上部は湾曲させておいてから接着します。
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唐破風屋根と接着します。この赤い▲を重ね合わせるように接着します。
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千鳥破風と出窓を壁と屋根に密着させるようにして接着します。
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【手順4】
16、17、18、19番の屋根をつなぎ合わせます。作り方はこれまでと同じです。
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57番と58番をこの屋根の角に接続します。この57、58番は辰巳附櫓の屋根になります。辰巳附櫓は大天守と月見櫓の間にある二重櫓です。
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この時、58番の三角の部分は写真の様に外側へ大きく折っておくと後工程が簡単になります。
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屋根裏も貼ってしまいましょう。
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15番の壁を屋根に接着。
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20番の千鳥破風を壁と屋根に密着させるように接着します。隙間があくと不細工なのでピッタリくっ付けましょう。
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【手順5】
大天守の1、2階部分です。33番と34番を四角くつなぎます。
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ここのつなぎがわかり難いかもしれませんので写真上げときます。
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石落としを接着します。全部で8個。接着箇所はのり代を色分けしているので問題ないと思ますが細かいので、ピンセットを使って正確に位置決めしてください。
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【手順6】
1階の下に石垣を接着します。
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【手順7】
これは、1重目屋根と二階の壁、下見板部分です。シリーズの他の城を作ったことのある方は分かると思いますが、従来の屋根の接着構造とは異なります。1階の石落としが邪魔でのり代確保が出来ないので今回特異構造となってます。
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21番と22番。そして23番と24番をつなぎます。最後に屋根裏を折り返し裏のりで貼り合わせます。
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61番と62番をつなぎます。
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先に61番に62番を接着し、21、22の屋根と23、24屋根をつないでから61番屋根の屋根裏を接着します。
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【手順8】
手順1、手順2、手順3の大天守5、4、3重目を接着します。
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【手順9】
乾小天守の屋根です。作り方は手順1と同じです。
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【手順10】
これは乾小天守と渡櫓の屋根です。
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屋根部品42、43、44、45を組み立ててから41番の乾小天守最上階を接着します。
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【手順11】
乾小天守の1重目屋根です。47番と49番は先に屋根裏をせっちゃくしておいても大丈夫です。次に4つをつなぎ合わせ最後に46番と48番の屋根裏を接着します。
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【手順12】
53番を組立て、石落としを接着します。
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そして先ほどの手順11屋根を壁に接着します。のり代にぴったり合わせてください。たまにAmazonのレビューなんかに「寸法が合わない」とか「ラフな設計」とか書かれてますが、それはそいつが下手くそなだけ!ぴったり合います。自分が下手くそな事を棚に上げて人のせいにしてる。
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【手順13】
手順9、10、12で組み立てたものを接着して乾小天守を組みます。
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【手順14】
54、55、56番の石垣部品をつなぎます。
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小天守と接着します。
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【手順15】
月見櫓です。シートDに詳細が載ってます。59番ののり代に63の縁側を接着します。
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64番の廻縁に接着します。64の手摺部分は紙の裏になるので写真の様に、マジックなどで赤く塗っておくとカッコよく仕上がりますよ。マジックによっては裏写りするものもあるので必ず部品シートの空きスペースなどで確認してからにしましょう。
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60番を組み立てて月見櫓を位置に合わせて接着します。接着面に浮きが無いようにピンセットなどで挟んで密着させましょう。
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【手順16】
65番の接着は石垣をつないでから。
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65番の接着がわかり難い人はこの写真で理解できるのでは?
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【手順17】
手順15と16です。月見櫓に石垣を接着します。
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【手順18】
ここがこの松本城ペーパークラフトの難所になります。
月見櫓と大天守石垣の手順6を接着します。
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接着する箇所は石垣だけでなく大天守の壁と辰巳附櫓の角っちょの一部もです。しっかり密着させるためピンセットでしっかり圧着させるようにしましょう。
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次に手順7で作った屋根を接着するのですが、写真で示す箇所にのりを塗ります。でも先にどこにどの様に貼り付けるのかを確認してからにしましょう。
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位置を合わせながら丁寧に接着して行きます。
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そして、残りの個所も接着して行きます。
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【手順19】
手順4で作った屋根を接着します。
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手順4で外側に折り曲げておいた部分、ここの裏にのりを塗ります。
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屋根を完全に接着して最後にこの部分を貼ります。
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手順8の大天守を接着。
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そして、乾小天守の渡り廊下部分を大天守に接着します。
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土台を接着しましょう。石垣形状が複雑なので先に本丸側を接着する方が良いです。
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そして、堀側。
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最後に側面2面を接着して完成です。
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土台に平面が多いので経年で地盤沈下がおきることもあると思うので補強を入れます。余談ですが実際の松本城も地盤が緩く城が傾いたりしました。
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補強は組み立てると写真の様になります。
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土台の裏、中央にはめ込みます。これでOK!
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『完成』
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