楽しくシリーズ 中級 犬山城 1/200の作り方(参考です)
t_inu_top















初心者向け中級 犬山城です。「ペーパークラフトを作ったことがないから、どんな物か知りたい。」、「自分に作れるのか、わからないのでまずは簡単なものから。」という方を対象としたペーパークラフトです。本品はその中級レベルになってます。初級の岐阜城では厚めの紙を使用していましたが、この中級 犬山城は「日本名城シリーズ1/300」と同じ紙厚になっています。また難易度調整のため一部形状をデフォルメしています。
本品を難なく作れた人は、「日本名城シリーズ1/300」の「普通レベル」の物は作れると思います。

本品を組み立てる前に、カテゴリ内の作る前に(道具・心得)作り方 これはあかん編を見ておいてください。

【手順1】
天守最上階の屋根を作ります。部品番号1番の屋根を丁寧に切り取り、真ん中の棟(むね)の部分を裏のりで貼り合わせておきます。
IMG_0950
次は3番です。屋根裏部を貼り合わせます。貼り合わせるのは屋根の部分だけです。詳細は「作り方1/2の屋根裏への折り返し」を見てください。
IMG_0951








これが貼り合わせた状態です。
IMG_0952
3番を1番の屋根に接着します。
IMG_0953








1番の屋根裏を裏のりで貼り合わせます。
IMG_0954








2番のシャチを屋根の棟に挟む様に接着します。
IMG_0955








接着面の圧着は指でやるよりも、ピンセットを使うとズレ難いのでお勧めです。
IMG_0958









【手順2】
最上階の望楼部分です。4番最上階の両端をつなぎ合わせ四角く整形します。その南北側の側面に5番を貼り付けます。5番のL時になっている所は廻縁の床です。
IMG_0960








IMG_0961








IMG_0962








これは6番の廻縁です。写真の様に作ります。
IMG_0959








この廻縁は先ほどの最上階の下からはめ込むのですが、のりを付ける前に仮組をしてください。6番廻縁の折りがズレていたり、5番の廊下部分のカットがズレていたりするとはめ込み出来ないからです。
IMG_0963








4番最上階ののり代を内側に折っておき廻縁をはめ込みます。向きがありますので注意ください。
IMG_0964








本番はこの4番の廊下の裏にのりを塗って5番廻縁と接着するのですが、この廊下が廻縁の中にしっかり収まるか確認します。収まらない時は廊下の縁を少しカットするなどして調整します。難なく収まれば本取り付けします。
IMG_0965








廊下の裏にのりを塗ります。
IMG_0966








6番の廻縁を接着します。
IMG_0967








IMG_0968









【手順3】
廻縁下の唐破風出窓です。
7番の唐破風屋根から作ります。屋根部は写真の様にあらかじめ破風板(写真正面の白い部分)に合わせて湾曲させておくと良いです。
IMG_0970








IMG_0971








8番を作り、7番の唐破風と接着します。
IMG_0972








接着位置は写真の様に赤▲位置に合わせます。
IMG_0973








IMG_0974









【手順4】
9番、10番で二重目の大屋根を作ります。作り方は手順1の最上階屋根と同じです。
IMG_0975








IMG_0976









【手順5】
ここまでの部品を組み合わせます。
まず最上階です。向きに注意して接着します。
IMG_0977








IMG_0978








先程の手順4の屋根と接着します。
IMG_0979








組み立ては、どこにどの様に接着するのか確認、理解しながら行いましょう。ボーっと作ってたらあかんぞ!
IMG_0980








IMG_0981








IMG_0982








参考までに内側の写真です。
IMG_0983








次に、手順3の唐破風出窓を接着します。
IMG_0984








壁にべたッと隙間なく接着します。
IMG_0986









【手順6】
1、2階です。11番、12番、13番の3つで構成します。11番と12番には、付け櫓や出窓があるので、その部分は先に組み立てておきます。
ちなみに、この1、2階は床面積が同じです。これは望楼型天守のオーソドックスな形状になります。
IMG_0987








11番と12番とつなぎます。
IMG_0988








12番に13番をつなぎます。
IMG_0989








13番と11番とつないで完成です。
IMG_0990








IMG_0991









【手順7】
一重目屋根です。14、15、16番の3つです。14番は付け櫓屋根部、15番は出窓屋根部を先に接着しておきます。
IMG_0992








屋根をつなぎます。
IMG_0993








屋根を貼り付けていきますが、こういう場合どこから貼って行けばいいのか悩みますよね。答えは「どこからでも好きなように。」です。作業のやりやすさは人によりますからね。ちなみにファセットの城はどれも天守の最上階からです。なんでか!それは俺様が、その方が作りやすいからです。お客様によっては下の土台や石垣から進める人もいるようです。
今回のこの屋根の場合、俺様は壁側ののり代部にのりを塗ります。屋根側に塗ると壁側の余計なところにのりがついてしまうからです。そして基準点を見つけること。この場合、写真の付櫓部分ですね。まず、この東側付け櫓の部分だけにのりを塗って屋根を接着します。
IMG_0994








そして、隣の辺である南側を接着。一辺ずつ壁側にのりを塗って接着して行きます。
IMG_0995








西側を接着したら、気が側です。
IMG_0996








そして、石落としを2つ接着します。
IMG_0997









【手順8】
手順7の1、2階に上の部分を接着します。このような屋根を接着するときのりは、屋根裏ののり代に塗った方が万が一でも、余計なとことにのりがついてしまわなくていいです。
IMG_0998








IMG_0999









【手順9】
天守台石垣です。ここは普通に接着して行けば問題ないでしょう。
IMG_1001








IMG_1002









【手順10】
最終工程です。
23番の土台を作ります。そして石垣底面部のり代すべてにのりを塗ります。塗ってる間にのりが乾いてしまうと、位置決めし難いので少し多めに塗る方が良いですね。そして、この石垣の上から土台を被せます。石垣を持ち上げ、土台と接着します。ズレが無いように手早く位置決め固定しましょう。
IMG_1003








天守台石垣上面部のり代にのりを塗ります。のりは少し多めに、外側や角部にもしっかり塗ります。
IMG_1004








天守もズレないように注意してください。これで完成です。
IMG_1005









IMG_1006
















IMG_1007