姫路城DXの作り方（参考です）
この姫路城DXとは、シリーズNo.20の姫路城と姫路城拡張キットがセットにしたパッケージです。No.20姫路城は大小天守群が主の商品ですが、今回その周りを拡張キットとして追加しました。
今回デラックス版にしたことで土台部分がごっそり変わるのでNo.20姫路城の土台部分の部品は使用しないものがあります。イメージとしてどの商品でどの部分を作るのかを色分けしたのが下記の画像です。なんとなくわかった？
ということで作り方に入りますが、この姫路城は一応上級者向けとしています。
難易度、根気ともに結構な覚悟が必要です。初めてウチの商品を作るという方にはお勧めしませんが中には腕に覚えあり！という方がいきなりこいつを作られることもあるかと思います。
そういう方は一応基本となる作り方、ブログカテゴリの作る前に（道具・心得）と作り方基本編そして、作り方必殺技編を確認しておいてください。
そうそう、それとNo.20姫路城は上の写真の黒のグラデーションの表紙のモノを使用ください。別の物は旧タイプで部品の展開形状などが異なっている物があり組み立てに工夫が必要な場合があります。注意してください。
では、拡張キットの組立図の手順に沿って作って行きます。
手順1
北腰曲輪の石垣になります。
石垣部品14、15、17、18、19をつなぎます。
部品16の地面を接着しますが、何処にどう着くのか確認してから接着してください。
残りの部品5、8、20を接着します。8の階段は右写真のように裏から接着。
先に作ったユニットと組み合わせます。
手順2
この組図の青い部品は『姫路城』の方の部品です。『姫路城』から7、8、9、と32、33、34を切り出します。
先ず「水の三門」を作ります。ここで注意なのは33の屋根の向きですね組図指示の如く尖っている方を外に向けてください。
次も「姫路城」の部品7、8、9です。先に7と8を右の写真のように組み立てます。
そして7番自体をのり付けしたら裏側から先の8、9を接着します。ココは接着時、のり代を押さえにくいのでピンセットを使ってください。
今度は「拡張キット」側の部品です。6、7番を接着。
ココで初めて「姫路城」と「拡張キット」の融合です。
そして、水の三門を接着します。
手順3
ココもちょっとやらしい石垣21、22を接着します。
そこに23を接着。
そして24と25も接着。
で、両者を組みます。
手順4
ココで使用する部品です。
29番に30番を接着します。
32番の石垣を接着します。
階段26番と33をつなぐ。
そして34と35を接着します。この辺りの接着はしっかりやっておいてください。後に剥がれたり歪んだりする可能性があるので要注意です。他の個所でも同じですが、接着に不安な場合は別の紙を裏あてした方がいいです。どうしても構造上のり代が小さくなったりつなぎ合わせが多くなる箇所が出るので部品シートの切れ端などを適当な大きさに切り、裏から接着するなど工夫をしてください。
ココで作った3つのユニットをつなぎ合わせます。
つなぐのは写真の順番がやりやすいと思います。
手順5
手順3と手順4で作った物をつなげます。
それに31の階段を接着します。
そして28番の地面を接着します。
手順6
いよいよ土台を組み立てていきますが、ここは「姫路城」の部品を多用します。この「拡張キット」手順の1と2と5で作ったユニットと「姫路城」の手順1と手順5のユニットを組み合わせます。
先ずは「姫路城」の手順1の天守台を作ります。
次に「姫路城」の手順5のユニットですが、この5を作るには手順3から始めないとあきません。
それなので先ずは「姫路城」の手順3から行きます。ここ結構曲者なんですわ。で、もし初めて姫路を作る人は、ココの作り方はブログカテゴリの「姫路城の作り方」を見た方がいいです。
ココのミソはぺろんと出てる石垣。
ここは裏のりで内側の補強柱に貼り付けます。
次にこの部品ね。これも位置に注意です。作ったことがある人は分かると思うけど、初めての人は「姫路城の作り方」の方を見てね。
写真の様に石垣の縁をそろえるようにして接着します。
こないな感じになります。これが「姫路城」の手順3。
これが「姫路城」の手順4になります。石垣をつなぐだけやから屁～でしょ。
で、「姫路城」の手順5なんですがここの組立は特に順番はないです。
どうやっても難しいです。
先ず手順3と4のユニットのこの個所だけをつないでみました。
そして16番を手順3（内側の壁の絵側）に貼り付け。て次に手順4の石垣を接着。
次に手順4の石垣を接着します。
ここまで出来たら「拡張キット」の手順6に戻ります。
姫路城部品の手順5と「拡張キット」の手順2のユニットを接着。
そして姫路城部品の手順1の天守台を接着。
それから、この「拡張キット」手順1で作ったユニットを接着。
「拡張キット」の部品10を接着します。
最後に「拡張キット」の手順5を接着。複雑に接着面がたくさんあるので、接続箇所の剥がれなどがないか確認してください。
手順7
さあ土台の最終工程です。枠を接着します。
接着順は、この北側を一番先に接着するのが良いでしょうね。
北側にあたる68番と69番を先につないでから本体に接着します。のりを塗る箇所が多いのでのりは少し多めに塗った方がいいと思います。乾いてしまうから。
次に27番を接着するのがいいかな。
52番と53番をつないでから本体に接着。
最後に1番を接着する。これで土台は完成です。裏返してみて接着面の剥がれがあれば補修しておきましょう。場合によっては初めの方にも書きましたがシートの余った箇所を適当な大きなに切って裏打ちすると良いと思います。強度も上がるしね。
ココからは上部構造物を作ります。櫓や土塀です。これが結構面倒くさい。土塀も多いので根気よく作業しましょう。初めての方は「作り方の基本編」の最後の方にある「土塀編」を見てからの方がいいです。ということで細かな作り方は説明しませんがこの4つの土塀を作り、その指示の位置に接着します。
手順8
折廻櫓と備前門を作ります。ココは天守東側にあたる部分で南側の備前丸（本丸）の入り口になります。写真は折廻櫓です。
備前門を組み立て、接続接着します。
手順9
姫路城は天守の周りには井戸が2か所ありました。一つはココ井郭櫓ともう一つは北腰曲輪の櫓内にです。ここでは井郭櫓と管理する番所を作ります。
これが井郭櫓。中に井戸があります。石落としを忘れないように。
番所です。非常に奥行の狭い建物です。
屋根の部分は、あとで剥がれてこないようにしっかり接着してください。
番所を構成する47、48、37番です。
先ず屋根47を接着します。
そして、ちの門を接着。門なんて大袈裟なものではなくただの木戸です。
井郭櫓と番所を接着。壁に隙間が空かないようにビタッと接着してください。姫路の櫓類は接続が多くゴチャゴチャしてるので隙間が空くような接着や線のとおりカットできていない部品などがあると本体に設置できなくなります。
手順10
組立図に指示されている土塀や門を組み立て、先ほどの折廻櫓（手順8）と井郭櫓（手順9）を土台に設置します。
手順8の折廻櫓を土台に接着。天守台は「姫路城」の部品を使用しているので櫓を接着するのり代がありませんが、天守台にしっかり接着してください。
次に、手順9の井郭櫓に51の土塀を接着します。のり代位置からズレないように。
土台に接着します。
そしてその他の門や土塀を指定場所に接着します。
手順11
天守や本丸につながる東側の入り口の門櫓を作ります。
これはトの櫓です。簡単なので説明なしです。
との一門の上に乗る櫓です。
屋根を接着。
との一門です。裏のりで貼り合わせです。
門を土台に接着します。
そしてトの櫓を接着。
この門の上に櫓を乗せるので門の上面にのりを塗っておくと良いです。
完成状態。
手順12
北腰曲輪のイとロの渡櫓を作って行きます。各パーツを折っておき壁部品に石落としを接着します。
壁に石落としを接着。
そして屋根と階段を接着します。
ロの渡櫓です。
イとロをつなぎます。
手順13
北腰曲輪のハとニの渡櫓の屋根です。屋根3つとシャチ。
ここは普通に屋根を一つ一つ作ってからつないでも良いですが段差が出たり強度面などを考えると下記の作り方が最適です。
屋根86番は屋根裏を裏のりで折り返し接着しシャチを付ける。
真ん中になる87番の屋根は棟の部分だけ貼り合わせ屋根裏は接着しない。
88番の屋根を作ります。写真では屋根裏を接着してしまってますが、ココでは接着せず次の手順14でホの櫓に接続後に折り返し貼り付けの方がいいです。
3つをつなぎます。
つないだら真ん中の屋根の屋根裏を裏のりで貼ります。
手順14
ホの櫓の屋根。組み立て図を見るとややこしそうですが、こうやって見るとそうでもない。1、2階屋根と2階を作るだけです。
1階屋根に唐破風を接着。
1階屋根に2階を乗せ接着。
そして先ほどの3つつないだ長い屋根を接着します。この手順13で作った長い屋根の88番の屋根裏はこのホの櫓に接続後に折り返し接着すると一番良いと思います。
2階屋根を接着。
手順15
櫓1階部を個々に組み立てつなぎます。隙間が空かないように確り接着してください。角の部分などはピンセットで接着面をはさむとしっかり接着出来ます。石落としも忘れないように。
手順14の屋根を乗せます。
手順16
このヘの櫓は変な格好なので作り難いですが頑張ってください。屋根から作りますが、101番屋根に102、103の破風を接着します。
破風を貼り付けてから101の屋根裏を接着する。
次に100番の屋根を作り101屋根のどてっぱらに接続します。ここでシャチも付ける。
櫓1階部分です。形状複雑です。
そして屋根と接着します。
手順17
ここまで作ってきた北腰曲輪の櫓の3つのユニットを本体に接着していきます。初めは組立図にも示している通り手順16で作ったヘの櫓を先に接着します。なぜかというとこれだけ櫓を接続するとズレが生じてきます。この櫓は位置の融通が利かないので最後にすると、この位置にはまらなくなる可能性がありますから。
次に手順15の櫓。接着前には一度どんなふうになるか接着位置に合わせて見てください。
最後に手順12の櫓。櫓を接着して行く度にズレが発生し、最後にここにシワ寄せが来ます。この手順で組み立てると、取り付けが出来ないという最悪は避けられます。
手順18
ここは「姫路城」の部品を使います。35の階段を付けます。
「姫路城」部品の土塀59～63を作りつなぎます。
そして天守入口に接着します。ピンセット必須箇所です。最後に64土塀を右写真のように接着します。ここも64土塀を最後にした方が作業がしやすいです。
最後に64の土塀を接着します。
手順19
ヘの門です。これは「拡張キット」側の部品。
高麗門を組み立てます。格の高い高麗門です。
土塀も作って門とつなぎます。
手順20
さっきの手順19の門を本体に取り付けます。天守台に接続する土塀の端面には接着剤を塗った方が固定できますよ。この姫路城デラックスに挑戦する人には余計なお世話か？
またその反対側の端はとの門櫓に接着です。
そして70～72の土塀をつなげます。
土台に接着します。
これで「拡張キット」の部品は107と108を残しあとは全て使いました。
あっ、あと補強の柱な。
手順21
ニの櫓を作ります。作り方は「姫路城」の組立図の手順8を参照ください。こいつも屋根が凄いので大変だ。
姫路城の中で一番複雑な屋根かもしれません。
屋根2つ作ります。
その2つの屋根をつなぎます。
シャチも忘れずに。
櫓本体はＬ字になってます。
先の屋根と階段を接着。
「姫路城」の手順8にはないですが、67番の門を付けます。
そして、「拡張キット」の107と108の石落としをこいつに接着します。
「姫路城」の方では、ココの石落としは小さい部品だったので石落としは絵で表現していましたが、このデラックスでは、上級者向けということで石落としを作りました。今、絵が入っている場所の上から貼り付けてください。
こんな感じね。
手順22
先程のニの櫓、手順21を本体に付けます。
石落としを立体にしたんでリアルですねー。
ところで、この唐破風はなんでここについているのか？
それは多分ですけど下に土塀があるでしょ。この時代はまだ雨どいが無かったので屋根の雨水がドバドバ流れるとこの土塀がすぐに痛むんで唐破風付けて雨を逃がしていると思う。かなり正しいはずです。
油塀を作り設置。特に説明はないです。詳しい作り方はこのブログの「20 姫路城の作り方」を参照ください。
次も「姫路城」の手順10と11、それと68と73の土塀を作って設置します。
写真は手順10。右写真が手順11と73の土塀。
そして手順11と73の土塀。
こちらが設置の全体像がよくわかる写真になります。手前が手順11、その右側に73土塀。一番奥に手順10、その手前に68土塀。
手順23
残すところ後は大小天守群のみです。ここからさらにもう一山です。気を抜かずにがんばれー。
大天守を作りますがこの作り方は、「姫路城」の手順13～17の工程です。
作り方の写真解説は、「20 姫路城の作り方」を参照ください。
次に小天守群ですが、こちらも「姫路城」の手順18～27の工程です。
同様に「20 姫路城の作り方」を参照してください。
大小天守の設置についても「20 姫路城の作り方」を参照してください。
手順24
最後に補強の柱を付けてください。この姫路城デラックスは建物が多いので、今は良くても展示場所の湿度などの状況や日々の経過によって地盤沈下する可能性もありますので。
また、接着面が多いため接着剤の塗布料や細かいためにのり代が密着していないなどがあるかもしれません。せっかくここまで作ったし、今はもう二度とこいつは作りたくないと思っていると思うので、裏打ちやスチロール板で補強など、ご自身で良い様に手を加えてください。
ウチのはいろんなところに展示などの旅に出ることが多いので、紙で裏打ちしたりスチロール板で補強をしています。これでよっぽどつぶれることはないです。
はい。これで完成となりました。
お疲れさまでした。
この姫路城DXとは、シリーズNo.20の姫路城と姫路城拡張キットがセットにしたパッケージです。No.20姫路城は大小天守群が主の商品ですが、今回その周りを拡張キットとして追加しました。
今回デラックス版にしたことで土台部分がごっそり変わるのでNo.20姫路城の土台部分の部品は使用しないものがあります。イメージとしてどの商品でどの部分を作るのかを色分けしたのが下記の画像です。なんとなくわかった？
ということで作り方に入りますが、この姫路城は一応上級者向けとしています。
難易度、根気ともに結構な覚悟が必要です。初めてウチの商品を作るという方にはお勧めしませんが中には腕に覚えあり！という方がいきなりこいつを作られることもあるかと思います。
そういう方は一応基本となる作り方、ブログカテゴリの作る前に（道具・心得）と作り方基本編そして、作り方必殺技編を確認しておいてください。
そうそう、それとNo.20姫路城は上の写真の黒のグラデーションの表紙のモノを使用ください。別の物は旧タイプで部品の展開形状などが異なっている物があり組み立てに工夫が必要な場合があります。注意してください。
では、拡張キットの組立図の手順に沿って作って行きます。
手順1
北腰曲輪の石垣になります。
石垣部品14、15、17、18、19をつなぎます。
部品16の地面を接着しますが、何処にどう着くのか確認してから接着してください。
残りの部品5、8、20を接着します。8の階段は右写真のように裏から接着。
先に作ったユニットと組み合わせます。
手順2
この組図の青い部品は『姫路城』の方の部品です。『姫路城』から7、8、9、と32、33、34を切り出します。
先ず「水の三門」を作ります。ここで注意なのは33の屋根の向きですね組図指示の如く尖っている方を外に向けてください。
次も「姫路城」の部品7、8、9です。先に7と8を右の写真のように組み立てます。
そして7番自体をのり付けしたら裏側から先の8、9を接着します。ココは接着時、のり代を押さえにくいのでピンセットを使ってください。
今度は「拡張キット」側の部品です。6、7番を接着。
ココで初めて「姫路城」と「拡張キット」の融合です。
そして、水の三門を接着します。
手順3
ココもちょっとやらしい石垣21、22を接着します。
そこに23を接着。
そして24と25も接着。
で、両者を組みます。
手順4
ココで使用する部品です。
29番に30番を接着します。
32番の石垣を接着します。
階段26番と33をつなぐ。
そして34と35を接着します。この辺りの接着はしっかりやっておいてください。後に剥がれたり歪んだりする可能性があるので要注意です。他の個所でも同じですが、接着に不安な場合は別の紙を裏あてした方がいいです。どうしても構造上のり代が小さくなったりつなぎ合わせが多くなる箇所が出るので部品シートの切れ端などを適当な大きさに切り、裏から接着するなど工夫をしてください。
ココで作った3つのユニットをつなぎ合わせます。
つなぐのは写真の順番がやりやすいと思います。
手順5
手順3と手順4で作った物をつなげます。
それに31の階段を接着します。
そして28番の地面を接着します。
手順6
いよいよ土台を組み立てていきますが、ここは「姫路城」の部品を多用します。この「拡張キット」手順の1と2と5で作ったユニットと「姫路城」の手順1と手順5のユニットを組み合わせます。
先ずは「姫路城」の手順1の天守台を作ります。
次に「姫路城」の手順5のユニットですが、この5を作るには手順3から始めないとあきません。
それなので先ずは「姫路城」の手順3から行きます。ここ結構曲者なんですわ。で、もし初めて姫路を作る人は、ココの作り方はブログカテゴリの「姫路城の作り方」を見た方がいいです。
ココのミソはぺろんと出てる石垣。
ここは裏のりで内側の補強柱に貼り付けます。
次にこの部品ね。これも位置に注意です。作ったことがある人は分かると思うけど、初めての人は「姫路城の作り方」の方を見てね。
写真の様に石垣の縁をそろえるようにして接着します。
こないな感じになります。これが「姫路城」の手順3。
これが「姫路城」の手順4になります。石垣をつなぐだけやから屁～でしょ。
で、「姫路城」の手順5なんですがここの組立は特に順番はないです。
どうやっても難しいです。
先ず手順3と4のユニットのこの個所だけをつないでみました。
そして16番を手順3（内側の壁の絵側）に貼り付け。て次に手順4の石垣を接着。
次に手順4の石垣を接着します。
ここまで出来たら「拡張キット」の手順6に戻ります。
姫路城部品の手順5と「拡張キット」の手順2のユニットを接着。
そして姫路城部品の手順1の天守台を接着。
それから、この「拡張キット」手順1で作ったユニットを接着。
「拡張キット」の部品10を接着します。
最後に「拡張キット」の手順5を接着。複雑に接着面がたくさんあるので、接続箇所の剥がれなどがないか確認してください。
手順7
さあ土台の最終工程です。枠を接着します。
接着順は、この北側を一番先に接着するのが良いでしょうね。
北側にあたる68番と69番を先につないでから本体に接着します。のりを塗る箇所が多いのでのりは少し多めに塗った方がいいと思います。乾いてしまうから。
次に27番を接着するのがいいかな。
52番と53番をつないでから本体に接着。
最後に1番を接着する。これで土台は完成です。裏返してみて接着面の剥がれがあれば補修しておきましょう。場合によっては初めの方にも書きましたがシートの余った箇所を適当な大きなに切って裏打ちすると良いと思います。強度も上がるしね。
ココからは上部構造物を作ります。櫓や土塀です。これが結構面倒くさい。土塀も多いので根気よく作業しましょう。初めての方は「作り方の基本編」の最後の方にある「土塀編」を見てからの方がいいです。ということで細かな作り方は説明しませんがこの4つの土塀を作り、その指示の位置に接着します。
手順8
折廻櫓と備前門を作ります。ココは天守東側にあたる部分で南側の備前丸（本丸）の入り口になります。写真は折廻櫓です。
備前門を組み立て、接続接着します。
手順9
姫路城は天守の周りには井戸が2か所ありました。一つはココ井郭櫓ともう一つは北腰曲輪の櫓内にです。ここでは井郭櫓と管理する番所を作ります。
これが井郭櫓。中に井戸があります。石落としを忘れないように。
番所です。非常に奥行の狭い建物です。
屋根の部分は、あとで剥がれてこないようにしっかり接着してください。
番所を構成する47、48、37番です。
先ず屋根47を接着します。
そして、ちの門を接着。門なんて大袈裟なものではなくただの木戸です。
井郭櫓と番所を接着。壁に隙間が空かないようにビタッと接着してください。姫路の櫓類は接続が多くゴチャゴチャしてるので隙間が空くような接着や線のとおりカットできていない部品などがあると本体に設置できなくなります。
手順10
組立図に指示されている土塀や門を組み立て、先ほどの折廻櫓（手順8）と井郭櫓（手順9）を土台に設置します。
手順8の折廻櫓を土台に接着。天守台は「姫路城」の部品を使用しているので櫓を接着するのり代がありませんが、天守台にしっかり接着してください。
次に、手順9の井郭櫓に51の土塀を接着します。のり代位置からズレないように。
土台に接着します。
そしてその他の門や土塀を指定場所に接着します。
手順11
天守や本丸につながる東側の入り口の門櫓を作ります。
これはトの櫓です。簡単なので説明なしです。
との一門の上に乗る櫓です。
屋根を接着。
との一門です。裏のりで貼り合わせです。
門を土台に接着します。
そしてトの櫓を接着。
この門の上に櫓を乗せるので門の上面にのりを塗っておくと良いです。
完成状態。
手順12
北腰曲輪のイとロの渡櫓を作って行きます。各パーツを折っておき壁部品に石落としを接着します。
壁に石落としを接着。
そして屋根と階段を接着します。
ロの渡櫓です。
イとロをつなぎます。
手順13
北腰曲輪のハとニの渡櫓の屋根です。屋根3つとシャチ。
ここは普通に屋根を一つ一つ作ってからつないでも良いですが段差が出たり強度面などを考えると下記の作り方が最適です。
屋根86番は屋根裏を裏のりで折り返し接着しシャチを付ける。
真ん中になる87番の屋根は棟の部分だけ貼り合わせ屋根裏は接着しない。
88番の屋根を作ります。写真では屋根裏を接着してしまってますが、ココでは接着せず次の手順14でホの櫓に接続後に折り返し貼り付けの方がいいです。
3つをつなぎます。
つないだら真ん中の屋根の屋根裏を裏のりで貼ります。
手順14
ホの櫓の屋根。組み立て図を見るとややこしそうですが、こうやって見るとそうでもない。1、2階屋根と2階を作るだけです。
1階屋根に唐破風を接着。
1階屋根に2階を乗せ接着。
そして先ほどの3つつないだ長い屋根を接着します。この手順13で作った長い屋根の88番の屋根裏はこのホの櫓に接続後に折り返し接着すると一番良いと思います。
2階屋根を接着。
手順15
櫓1階部を個々に組み立てつなぎます。隙間が空かないように確り接着してください。角の部分などはピンセットで接着面をはさむとしっかり接着出来ます。石落としも忘れないように。
手順14の屋根を乗せます。
手順16
このヘの櫓は変な格好なので作り難いですが頑張ってください。屋根から作りますが、101番屋根に102、103の破風を接着します。
破風を貼り付けてから101の屋根裏を接着する。
次に100番の屋根を作り101屋根のどてっぱらに接続します。ここでシャチも付ける。
櫓1階部分です。形状複雑です。
そして屋根と接着します。
手順17
ここまで作ってきた北腰曲輪の櫓の3つのユニットを本体に接着していきます。初めは組立図にも示している通り手順16で作ったヘの櫓を先に接着します。なぜかというとこれだけ櫓を接続するとズレが生じてきます。この櫓は位置の融通が利かないので最後にすると、この位置にはまらなくなる可能性がありますから。
次に手順15の櫓。接着前には一度どんなふうになるか接着位置に合わせて見てください。
最後に手順12の櫓。櫓を接着して行く度にズレが発生し、最後にここにシワ寄せが来ます。この手順で組み立てると、取り付けが出来ないという最悪は避けられます。
手順18
ここは「姫路城」の部品を使います。35の階段を付けます。
「姫路城」部品の土塀59～63を作りつなぎます。
そして天守入口に接着します。ピンセット必須箇所です。最後に64土塀を右写真のように接着します。ここも64土塀を最後にした方が作業がしやすいです。
最後に64の土塀を接着します。
手順19
ヘの門です。これは「拡張キット」側の部品。
高麗門を組み立てます。格の高い高麗門です。
土塀も作って門とつなぎます。
手順20
さっきの手順19の門を本体に取り付けます。天守台に接続する土塀の端面には接着剤を塗った方が固定できますよ。この姫路城デラックスに挑戦する人には余計なお世話か？
またその反対側の端はとの門櫓に接着です。
そして70～72の土塀をつなげます。
土台に接着します。
これで「拡張キット」の部品は107と108を残しあとは全て使いました。
あっ、あと補強の柱な。
手順21
ニの櫓を作ります。作り方は「姫路城」の組立図の手順8を参照ください。こいつも屋根が凄いので大変だ。
姫路城の中で一番複雑な屋根かもしれません。
屋根2つ作ります。
その2つの屋根をつなぎます。
シャチも忘れずに。
櫓本体はＬ字になってます。
先の屋根と階段を接着。
「姫路城」の手順8にはないですが、67番の門を付けます。
そして、「拡張キット」の107と108の石落としをこいつに接着します。
「姫路城」の方では、ココの石落としは小さい部品だったので石落としは絵で表現していましたが、このデラックスでは、上級者向けということで石落としを作りました。今、絵が入っている場所の上から貼り付けてください。
こんな感じね。
手順22
先程のニの櫓、手順21を本体に付けます。
石落としを立体にしたんでリアルですねー。
ところで、この唐破風はなんでここについているのか？
それは多分ですけど下に土塀があるでしょ。この時代はまだ雨どいが無かったので屋根の雨水がドバドバ流れるとこの土塀がすぐに痛むんで唐破風付けて雨を逃がしていると思う。かなり正しいはずです。
油塀を作り設置。特に説明はないです。詳しい作り方はこのブログの「20 姫路城の作り方」を参照ください。
次も「姫路城」の手順10と11、それと68と73の土塀を作って設置します。
写真は手順10。右写真が手順11と73の土塀。
そして手順11と73の土塀。
こちらが設置の全体像がよくわかる写真になります。手前が手順11、その右側に73土塀。一番奥に手順10、その手前に68土塀。
手順23
残すところ後は大小天守群のみです。ここからさらにもう一山です。気を抜かずにがんばれー。
大天守を作りますがこの作り方は、「姫路城」の手順13～17の工程です。
作り方の写真解説は、「20 姫路城の作り方」を参照ください。
次に小天守群ですが、こちらも「姫路城」の手順18～27の工程です。
同様に「20 姫路城の作り方」を参照してください。
大小天守の設置についても「20 姫路城の作り方」を参照してください。
手順24
最後に補強の柱を付けてください。この姫路城デラックスは建物が多いので、今は良くても展示場所の湿度などの状況や日々の経過によって地盤沈下する可能性もありますので。
また、接着面が多いため接着剤の塗布料や細かいためにのり代が密着していないなどがあるかもしれません。せっかくここまで作ったし、今はもう二度とこいつは作りたくないと思っていると思うので、裏打ちやスチロール板で補強など、ご自身で良い様に手を加えてください。
ウチのはいろんなところに展示などの旅に出ることが多いので、紙で裏打ちしたりスチロール板で補強をしています。これでよっぽどつぶれることはないです。
はい。これで完成となりました。
お疲れさまでした。
