今まで、ペーパークラフト教室やお客様の作品をいろいろ見てきて失敗作も見てきましたが、その原因のほとんどは「のりの塗り過ぎ!」です。
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考えてみて下さい。
紙と紙を貼りあわせるわけですから、その隙間はほとんどありません。
細かい事を言うと紙の表面のざらざら、でこぼこ部にのりが埋り相手の紙とくっ付くわけです。
隙間なんて無いに等しい状態です。
そこにたっぷりのりを塗って指で押さえ込むと、ほとんどののりがはみ出てきます。

もう、それは道端で踏んで靴の横からもりもりとハミ出た犬のウンコのようです。

それが指についてあちらこちらにベトベト。
当然、接着面もたっぷりのりが付いているので乾かず、いつまでも貼りつかない。
次第にふやけてきて、ふにゃふにゃです。

のりは少量
でいいです。

貼りあわせてグッと指で挟んでもハミ出てこない量が最適なんです。
もしハミ出たら、それは拭き取って、指に付いたら洗ってください。

セメダインでもアロンアルファでも量が多いとくっ付かないですよね。
経験あるんじゃないですか?

多分、これだけを注意するだけで、大多数の人が失敗しなくなると思います。

では、健闘を祈る!


追記
のりは種類によって耐久性、耐湿度などが違います。
塗った後も紙のしなやかさを維持する物もあれば、硬くなるものもあります。

この日本名城シリーズで推奨するのは、カテゴリーの「作る前に」で紹介している
メーカー:トンボのピットマルチ2というのりです。
室内での湿度や気温の変化に強いです。また出口も細口なので塗りやすいです。

水のりはあまり勧めません。ものによっては水分が多いものがあります。

また、スティックのりは乾くと固くなり耐久、耐衝撃に劣るので名城シリーズには不向きです。

でも、PAPER WINGの飛ばす紙飛行機には最適です。
私は同じくトンボの消えいろPITを使ってます。